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神戸発の古着店「突撃洋服店」、重文でポップアップショップ

レストラン「TOOTH TOOTH maison15th」の小森章太支配人(右)がサウンドクルーを務める「Kiss FM KOBE」の番組「TOOTH TOOTH SOLEIL」に出演する「突撃洋服店」創業者で古着表現作家の安田美仁子さん(左)

レストラン「TOOTH TOOTH maison15th」の小森章太支配人(右)がサウンドクルーを務める「Kiss FM KOBE」の番組「TOOTH TOOTH SOLEIL」に出演する「突撃洋服店」創業者で古着表現作家の安田美仁子さん(左)

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 神戸発の古着・雑貨店「突撃洋服店 神戸店」のポップアップショップ「古着は、対話する。」が7月17日~21日、国の重要文化財「旧神戸居留地十五番館」のレストラン「TOOTH TOOTH maison15th(トゥーストゥース メゾン ジュウゴ)」(神戸市中央区浪花町)2階で開かれる。

書籍「古着は、対話する。」の紙面

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 突撃洋服店は神戸旧居留地の近代洋風建築の保存運動が盛んだった1985(昭和60)年、1922(大正11)年建築の大興ビルの一室に1号店をオープン。デザイナー個々の世界観を形にしていたデザイナーズブランドに影響を受けて、「時代、ジャンル、カテゴリーに関係なく、独自の価値観で選んだ古着でモードをつくる」というコンセプトを掲げ、映画やドラマ、アーティストへの衣装提供するなど活動の幅も広い。

 1989(平成元)年1月には「高砂ビル」へ移転。阪神・淡路大震災が起こった1995(平成7)年、多大な被害を受けたが2月には東京・渋谷で営業を再開し、現在も「渋谷店」として営業を続けている。復旧後は神戸での営業を続け、2012(平成24)年9月に元町の「MISXビル」へ移転。2015(平成27)年6月4日に30周年企画として芸術家の交流拠点「Gallery9」が入居する近代建築「チャータードビル」へ移転し約5年間営業後、今年4月21日に新型コロナウイルスの影響により神戸店のみいったん閉店した。

 4月7日、同店創業者の安田美仁子さんは初の自著「古着は、対話する。」(ギャンビット、四六判並製、384ページ、フルカラー、税別2,000円)を刊行。安田さんは同店の仕入れから店舗ディレクションまで行うだけでなく古着表現作家でもあり、カテゴリーやジャンルを問わずセレクトしてきた服やアクセサリーの写真に安田さんがSNSで発信した言葉を添えて同書で紹介している。

 4月10日に神戸での刊行記念イベントを企画していたが、緊急事態宣言を受けて中止に。今回、会場となる同店の小森章太支配人がサウンドクルーを務める「Kiss FM KOBE」の番組「TOOTH TOOTH SOLEIL」に安田さんが出演したことがきっかけで同イベントが実現した。同書の販売をはじめ、安田さんの在店機会も設ける。

 安田さんは「神戸店再開のめどは立っていないが、すてきな場所でポップアップさせていただくことになった。神戸の方に『古着は、対話する。』を対面でお届けできる機会が無かったが、さまざまな協力を得て実現した」と話す。「遊び心満載の洋服やアクセサリーを準備している。詳細は随時フェイスブックのイベントページで紹介するのでチェックいただければ」とも。

 開催時間は12時~20時(最終日のみ18時まで)。

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