神戸市が手掛ける神戸市営地下鉄「名谷駅」(神戸市須磨区中落合2)の美装化・リニューアル事業が早ければ2021年度後半、着工になる。
同事業は、都市ブランドの向上と人口誘因につなげるプロジェクトとして「リノベーション・神戸」を掲げる神戸市が、同駅など神戸名谷エリアを「躍動する多世代共生のまち」として活性化させていく「名谷活性化プラン」の一環。
同事業では、駅利用者の利便性や快適性を向上させ、駅と周辺地域を活性化しようと駅ビルを改装しテナントを再編するとともに駅ビル北館を新設する。
施設の運営計画、設計、施工など、一括して行う事業者は一般競争入札で決定。「JR西日本アーバン開発」(東灘区)を代表とする3社の企業連合体が落札した。
統括マネジメント事業者の松原友紀さん(JR西日本アーバン開発・開発部次長)は「神戸市と神戸市交通局が地域活性化を行う姿勢に共感し応募した。街の玄関口である駅で商業・サービス機能を高め、利便性だけでなく日常に少し彩りを添える施設を目指したい。駅周辺を利用するお客さまの満足度を高め、『この街に住んで良かった』と思っていただけるよう努めたい」と意気込む。
駅ビル北館の新設工事は、早ければ2021年度後半に着工。駅ビルの改装工事は2023年度~2024年度10月ごろを予定する。