オリジナルクラフトビールを提供するビアバー&レストラン「Open Air(オープンエア)神戸元町店」(神戸市中央区三宮町3、TEL 078-392-1034)が5月18日、神戸・三宮にオープンする。
店舗面積は40坪。1階はスタンディングスタイルのビアカウンター6席を設け、「さまざまな世代の人たちがつながっていけるように」と店内からテラスにかけてオープンな雰囲気に仕上げた。レストランスタイルの2階タップルームはテーブル32席、カウンター10席を設け、ビールと食事を楽しめるようにした。
メニューは、「Open Airクラフトビール」各種(550円~)をはじめ、「神戸ポーク餃子」(473円~)、「神戸ポークの野菜巻串」(各363円~)、「神戸ポークのローストポーク」(1,078円~)などを提供する。
同店を運営するのは、村上工務店と飲食店を展開するワールド・ワンの異業種2社の共同出資で昨年7月に設立された「オープンエア」。
同社は、141年間の歴史を経て廃校した湊山小学校をリノベーションしたコミュニティー型複合施設「NATURE STUDIO(ネイチャースタジオ)」(神戸市兵庫区雪御所町2)内給食室跡にクラフトビールのブルワリー「Open Air 湊山醸造所」を開設。同施設のコンセプトにも沿って、「人や資源がつながり、自然と暮らす地域をつくる」ための一翼を担う。
ヘッドブルワー(醸造長)は、オレゴン州ポートランド出身のベン・エムリックさんが務める。大小2種類のビール醸造ラインを設け、4月7日に醸造を始めた。
クラフトビールのラインアップは、季節限定「breakthrough」、定番商品「open air ipa/new tune」のほか、他ブルワリーとのコラボ商品や季節限定などを予定。同店のほか、オンラインショップで扱う。
オープンエアの村上豪英社長は「ビールを片手にオープンエアの歩道空間も楽しめるように、店頭に展開するためのストリートファニチャーなどを準備している。2週間ごとに発表する新作ビールとともに、屋外空間の成長も楽しみにしてほしい」と話す。「他のブルワリーや異業種とのコラボレーションを重ね、新しいビールスタイルを造り出すオープンイノベーションの文化を神戸から発信していく。できる限りオープンな醸造所を目指しているので、ブルワリー見学にもお越しいただければ」と話す。
営業時間は11時30分~22時。