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マリンピア神戸内「さかなの学校」が「イカナゴぬいぐるみ」 エフエム番組でPRも

左から、神戸のFM局「Kiss FM KOBE」サウンドクルーの藤原岬さん、神戸市立水産体験学習館「さかなの学校」校長・大鹿達弥さん

左から、神戸のFM局「Kiss FM KOBE」サウンドクルーの藤原岬さん、神戸市立水産体験学習館「さかなの学校」校長・大鹿達弥さん

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 神戸市立水産体験学習館「さかなの学校」(神戸市垂水区海岸通、TEL 078-706-5550)が4月29日、「イカナゴぬいぐるみエアーくじ」を始めた。

「イカナゴぬいぐるみ(生体・くぎ煮バージョン)」ネックピロー

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 さかなの学校は、漁業に関する体験学習などを通じ、漁業に対する親しみや理解を深めてもらうことを目的とした施設で、三井アウトレットパークマリンピア神戸内にある。昨年7月にはミニ水族館もオープンし、神戸近海で取れる魚をはじめ、日本に生息するさまざまな生態や形状を持つ魚が観賞できる。

 2月下旬ごろから3月中旬ごろにかけて垂水や明石港で取れるイカナゴのシンコ(当歳魚)を使った「イカナゴのくぎ煮」は同施設がある垂水発祥とされる郷土料理。同施設校長の大鹿達弥さんによると、最近は、各水族館推しの水族・動物をモチーフにしたオリジナルぬいぐるみが当たるエアーくじがブームになっているといい、「地元の方々の心に刺さる生き物はこれだ」とイカナゴぬいぐるみの制作に乗り出した。

 大鹿さんがルーペでイカナゴのヒレの位置など細かく観察し、イラストの素案を作成。神戸市指定ごみ袋キャラクター「ワケトン」などで知られるザ・ロケット・ゴールドスターこと山崎秀昭さんがキャラクターデザインを担当した。

 キャラクターは「くぎ煮バージョン」「生体バージョン(くぎ煮になる前)」の2種類。茶色の「くぎ煮ぬいぐるみ」は、×印になった目や煮物独特のてかりなどを刺繍で表現したという。

 景品の種類は、ぬいぐるみ(大=1等、小=3等)、抱き枕にもなるサイズのぬいぐるみ(特賞)のほか、くぎ煮といえば「真っすぐではなく曲がっている形状が一般的」であることからネックピローになるぬいぐるみ(2等)も用意する。

 同商品に社運ならぬ「校運」をかけたという大鹿さんは「実は神戸の方にも同施設の存在はあまり知られていない」と、5月21日に京阪神のエフエム3局が共同制作する生放送番組「Saturday Junction(サタデー ジャンクション)」にも生出演。「イカナゴぬいぐるみ」のPRを行った。

 施設には大鹿校長が「いる」「いない」の札もかかっており、「『いる』の時は、気軽に声をかけてほしい」とほほ笑む。「イカナゴのシーズンは短いが、イカナゴぬいぐるみで一年中思い出してもらえるきっかけになれば」とも。

 開館時間は10時~17時。入館無料。

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