「QBB」ブランドで知られる「六甲バター」（神戸市中央区坂口通1）が8月3日、新商品チーズアイスクリーム「CHEESE PATISSIER（チーズパティシエ）」の先行予約販売を始めた。

「ゴルゴンゾーラ・ピカンテの塩味がミルクの甘味と絡み合って蜂蜜の香りが鼻に抜けるアイスクリーム」

　同社によると、「チーズケーキ味のアイスクリームとは一味違う商品」にするため、チーズメーカーならではの強みを生かした新しいアイスクリームを開発したという。同社の人気商品「Cheese Dessert（チーズデザート）」の開発担当者が、チーズケーキによく使われるというプレーンな味わいのマスカルポーネではなく、クリームチーズに加えて、いわゆる「かび系ナチュラルチーズ」をふんだんに使い完成にこぎ着けた。

　フレーバーは、「ピリッとした風味と強い塩味」が特徴のイタリア産青かびチーズ「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」、「外皮の芳醇（ほうじゅん）な香りとミルク感あふれる風味」が特徴のフランス産白かびチーズ「ブリー」を使った2種類を用意。商品名は、「ゴルゴンゾーラ・ピカンテの塩味がミルクの甘味と絡み合って蜂蜜の香りが鼻に抜けるアイスクリーム」「ブリーチーズのまろやかなミルク感がリンゴの香りと溶け合って最後はコクの余韻に浸るアイスクリーム」。乾燥粉末などのチーズ加工品ではなく、生のナチュラルチーズをそのまま使う。使用しているナチュラルチーズの重量パーセントはそれぞれ、クリームチーズ＋ゴルゴンゾーラ＝約25％、クリームチーズ＋ブリー＝約30％。

　同社事業開発部事業企画チームの佐藤秀美さんは「濃厚なおいしさはもちろん、バニラアイスクリームとは違った個性的で複雑繊細な味わいを実現した。チーズのスペシャリストがチーズのおいしさと蜂蜜やリンゴといった隠し味のバランスを追求し、ナチュラルチーズ好きの人はもちろん、『アイスクリーム好きにこそ試して欲しいアイスクリーム』に仕上げた」と話す。

　一般発売は来春を予定している。現在、応援購入サービス「Makuake（マクアケ）」で先行販売受け付けている。セット内容は、6個セット（各3個）＝3,900円、12個セット（各6個）＝7,020円（通常価格7,800円）、18個セット（各9個）＝8,190円（通常価格1万1,700円）。12個セット、18個セットは完売。先行販売の予約締め切りは9月29日18時まで。