ロックバンド「JUNGAPOP(ジャンガポッポ)」のワンマンライブが10月29日、三宮・生田東門商店街(通称=東門街)のライブ&イベントホール「クラブ月世界」(神戸市中央区下山手通1)で開催される。
ロックバンド「JUNGAPOP(ジャンガポッポ)」ライブ風景
1997(平成9)年、米米CLUBのドラマー・坂口良治さんとギタリスト・得能律郎さん、作曲家でマルチクリエーターの尾上一平さんの3人で結成し、今年25周年を迎える同バンド。1999(平成11)年、得能さんの脱退を機に一時活動を休止したが、2002(平成14)年、当時のサポートメンバーだった高橋“Jr”知治さんとHOUND DOGの蓑輪単志さんを正式メンバーに加えて活動を再開した。
同バンドは、ロックをベースに、ポップスやブルースなどさまざまなジャンルを取り入れたオリジナル曲を多数リリース。2006(平成18)年にはローリングストーンズのトリビュートアルバム「RESPECT THE STONES」にカバー曲「GIMME SHELTER」で参加した。
25周年記念ツアーは、ギタリストRIOさんをサポートに迎え、5人で回る。神戸での公演は2009(平成21)年7月のイベント出演以来、13年ぶり、ワンマンライブは初となる。神戸公演を皮切りに、京都、広島、東京とツアーを展開する。
会場は1969(昭和44)年創業の「クラブ月世界」。昭和~平成はキャバレーとして、ジャズやダンスといった華やかなエンターテインメントを楽しむことが目的の「大人の空間」として親しまれた。2005(平成17)年以降はキャバレーが持つ雰囲気、姿、サービスを兼ね備えた新感覚のライブ&イベントホールとして生まれ変わり、映画のロケ地としても活用されている。
ボーカルの尾上さんは「きらびやかな昭和の時代が色濃く残る空間が、四半世紀一緒に音を重ねてきたJUNGAPOPのステージにピッタリだと感じ、ツアー初日の会場に決めた」という。当日は、JUNGAPOPをイメージしたオリジナルカクテル「ジャンガリアン」も用意する。
尾上さんは「今ツアーのタイトルを『Peace Go!四半世紀の友情物語』とした。メンバーそれぞれが、プロとしてバンドを長く続けていくことの難しさを経験している。そんな中、25年も続けてこられたのは奇跡。米米CLUBやHOUND DOGなど、日本の音楽シーンの一時代を築いた音楽家とクリエーターが奏でる唯一無二の音に期待してほしい」と意気込む。
18時30分開場、19時開演。チケットは、前売り=6,500円、当日=7,000円(別途飲食代1,200円)。現在「STUDIO MANOMANA」で予約を受け付けている。