写真家でオーロラハンターの金本孔俊さんが12月7日、アラスカ渡航50回記念展「アラスカ 奇跡の光景」を阪急電鉄「春日野道駅」前の写真スタジオ「PHOTO STUDIO GOLD(フォトスタジオ ゴールド)」(神戸市中央区筒井町3、TEL 078-251-0006)で開く。
1954(昭和29)年兵庫県明石市生まれの金本さんは、写真館での下積みを経て、33歳で独立した。1994(平成6)年に「死ぬまでに一度はオーロラを見てみたい」と米・アラスカ州を初めて訪れた金本さんは北極圏の「広大で凍りつくような大自然の神秘」に魅力を感じ、神戸市内で写真スタジオを経営する傍ら、ライフワークとしてアラスカでの撮影を続けている。
厳冬期の夜空に舞うオーロラをはじめ、雪原や氷山などのスケール感のある幻想的な作品を数多く発表。これまで、写真集「神秘アラスカ」(京都書院)、「ALASKA-Seventh Heaven」「聖夜 ALASKA-Holy,Night」(以上、青幻舎)のほか、Blu-ray映像、ポストカード、壁掛けフレーム、卓上カレンダーなどの販売も行っている。
ビートたけしさんと国分太一さんが司会を務めるテレビ東京のバラエティー番組「たけしのニッポンのミカタ!」では、「一攫千金を狙うオーロラハンター」として紹介された。
金本さんはオーロラに憧れるシニア世代などが参加する観光ツアーへも同行。アラスカの魅力やオーロラ撮影のこつなど説明しながらの案内は好評という。
新型コロナウイルス感染症の影響で渡航を中断していた金本さんは今秋、2年半ぶりにアラスカでの撮影を再開し、50回目を迎えた。
会場では、「北極圏にて、大雪原に舞うオーロラ」「北極圏アティガンパスにて、夜明け前のオーロラ」「北極圏にて、夕景色に舞うオーロラ」など、これまで50回のアラスカ訪問で撮影したオーロラや大自然の写真約50点を展示。高さ1メートル幅1.5メートルの大型作品も飾る。
期間中は在廊し、来場者へ撮影でのエピソードや体験談の説明も行う。展示する写真は全て販売も行い、写真集やグッズも販売する。
金本さんは「極北の夜空は神秘であふれている。氷点下20度を超える極限空間の中で得られた色鮮やかな幻想世界を楽しんでほしい」と話す。「今月13日に68歳を迎えたが精神年齢は19歳で止まったまま。50回目の帰国後は10年ぶりに少林寺拳法も再開した。次回アラスカ撮影に向けて、心身共に鍛え直したい」とも。
開催時間は12時~18時。入場無料。12月25日まで。