「神戸と国府 おかんアート展-つくれるたのしみ-」が2023年1月8日・9日、神戸・和田岬にあるクレープと駄菓子の店「淡路屋」(神戸市兵庫区笠松通7)かいわいで開催される。主催は「下町レトロに首っ丈の会」。
「おかんアート」は、おかん(母)が作る手芸作品の総称。「下町レトロに首っ丈の会」会長で淡路屋」店主の伊藤由紀さんと隊長で1級建築士の山下香さんは、2005(平成17)年に始めた「下町遠足ツアー」で訪れた先々で見かける軍手や毛糸で作った人形などの手芸品「おかんアート」に興味を持ち始めたという。
「今にも捨てられようとしている物を再利用する」「飾る場所に困る。飾る時はビニールに入れたままにしたりする」「部屋のあらゆる場所に侵攻してくる」「作りすぎて置き場がなくなり、人への配布をスタートする」などの定義を設け、新しい芸術のジャンルとして2009(平成21)年に初めて展覧会を企画。「作品を実際に見て何かを感じてほしい」という思いから毎年開催している。
会場は「淡路屋」をはじめ、隣接する元洋裁店「ルミフラワー」、バレエ教室。
今年は神戸のおかんアーティスト作品に加え、豊岡市国府地区のおかんアーティスト作品、地元住民のハンドメード作品、おとん(父)アーティスト作品を展示。新聞折り込みチラシや通販カタログ写真などでコラージュ作品を制作しているアーティスト・嶋暎子さんの「新聞バッグ」も展示・販売する。
会期中、同展のサブタイトル「つくれるたのしみ」を体験できるブースも用意。おかんアーティストによる「手作り教室」、おとんアーティストによる「竹細工教室」(以上、大人=300円、子ども=100円)、華道家による「華道教室」(子ども=300円)を行うほか、おかんアーティストによる「つくれないなやみ相談コーナー」も設ける。
9日(10時~12時)には「オンラインおかんアート学会」を開催。会場の作品をはじめ、ネット募集作品、視聴者の作品など、発表し合う機会となる。
開催時間は、8日=11時~17時、9日=10時~16時。