全編神戸市須磨区内で撮影されたSFコメディー映画「アキレスは亀」の上映が4月8日、神戸・元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-366-2636)で始まる。
監督は、プチョン国際ファンタスティック映画祭(韓国)、ファンタジア映画祭(カナダ)など10カ国以上の映画祭で入選経験があり、コメディー映画監督として知られる大阪生まれ・在住で京都大学経済学部出身の佃光(つくだひかる)さん。
土肥希理子さん、盛井雅司さん、木元としひろさん、水野祐樹さん、波佐本麻里さん、クロエビコスキーさん、篠崎雅美さん、妹子さんなどが出演し、全キャスト・スタッフが関西(兵庫・大阪・京都)在住。メインキャストはオーディションで選ばれた。
大学院生のメイが刑事と共にJR・山陽電車・ロープウエーを次々に乗り継ぎ、誘拐された亀のアキレスを追うストーリー。クライマックスは「須磨浦山上遊園」全面協力の下、「日本一乗り心地が悪い」とSNSで話題となった乗り物「カーレーター」をはじめ、園内のレトロな乗り物を生かした特撮アクションを展開する。
同作品の上映時間は38分。佃さんの短編映画「うんこマン」「幻獣ハンター神楽岡ヒミ子 vs 地獄の青竜軍団」(計約8分)も併映する。
連日、監督の佃さんによる舞台あいさつを行う。ほか登壇者は、8日=土肥さん、水野さん、9日=土肥さんなどを予定する。
同商店街にある「こうべまちづくり会館」4階の「まち活拠点 まちラボ」では、ゲストを迎えて佃さんが撮影秘話などを語る公開記念トークイベントを開催。4月1日(16時~17時30分)=「『アキレスは亀』公開記念!! KOBE フィルムメーカーズ ミーティング」 、8日(16時30分~17時45分)=「リム・カーワイ&佃光 街が生むインスピレーション」。
佃さんは「須磨や神戸の方はもちろん、レトロなもの、変わったものが好きな方にも、懐かしい風景で繰り広げられる奇想天外な追跡劇を楽しんでほしい」と話す。
18時10分上映開始。料金は1,300円ほか。4月14日まで。