8月に創業100周年を迎える神戸の魚肉製品メーカー「丸八蒲鉾(まるはちかまぼこ)」(神戸市中央区東雲通5、TEL 078-231-2009)が4月4日、本社工場直売所に大型モニター看板を設置した。
1923(大正12)年、片岡銀三さんが「片岡商店」として創業した同社。1931(昭和6)年、「丸八蒲鉾」に社名変更し、1964(昭和39)年に株式会社「丸八蒲鉾」を設立した。
2019年、3代目社長の片岡吉彦さんの後任として豊永雄一郎さんが4代目社長に就任。昨年6月、東山商店街に「丸八蒲鉾 湊川店」(兵庫区荒田町1)がオープンした。
「全国蒲鉾品評会」では、第14回「農林水産大臣賞」、第32回「栄誉大賞」、第55回・第73回「水産長官賞」などの受賞歴を持つ。
同店の「人気商品」は、「海老しそレンコン天」(270円)、「いか天」(160円)のほか、先代の次女で現社長の妻・奈津紀さんが代表を務める新ブランド「セルクル・ユイット」のチーズかまぼこ「フォンデュ リュクス フロマージュ」(1,200円)など。
今年は100周年イヤーとして、「The Next 100 Years」を合言葉にさまざまな取り組みを展開している。企画第1弾として、大型のLED看板を設けた。
豊永さんは「JR神戸線、阪急神戸線沿いの好立地に本社工場があるため、電車、道路から多くの方に見てもらえる」と話す。「3月には、最寄り駅の阪急春日野道駅に西改札口ができたことで、店まで徒歩3分と便利になった」とも。
モニター看板では現在、同店のイベント予告やPR動画を掲示。今後は広告募集も予定しているという。