神戸・南京町の豚まん店「老祥記(ロウショウキ)」(神戸市中央区元町通2、TEL 078-331-7714)が4月12日から、姉妹店「曹家包子館(ソウケパオツーカン)」(元町通1)で「QBB」ブランドで知られる「六甲バター」(坂口通1)とコラボしたチーズ豚まんを限定販売している。
「神戸の食文化の向上」を目指し、2021年10月に発足した「ドリーム豚饅プロジェクト」。今までにない豚まんを作り、その収益を子どもたちへの食育事業に活用することを目的とする。
「老祥記」4代目の曹祐仁(そうまさひと)さんは「プロジェクト発足時、一般公募したコラボ先として『QBB』とのリクエストが多かったが実現に至らなかった。企画第2弾でコラボを打診した」と話す。
「六甲バター」社長の塚本浩康さんはコラボが決まったときの心境について、「昔からよく食べていた神戸を代表する老舗『老祥記』の豚まんとコラボできることはとても光栄。神戸の食を盛り上げる活動の一役を担うことができうれしい」と話す。
第2弾は、QBBチーズを使った「トマトなブーチー饅(まん)」「カレーなブーチー饅」、老祥記の豚まんの3種類セット「キューブーブーセット」(500円)を販売する。
「トマトなブーチー饅」は、QBBの特製パルメザンパウダーを混ぜ込んだミンチとプチトマトを丸ごと1つ包み込み、特製チーズフォンデュソースを添える。同プロジェクト第1弾でコラボした「マンドリルカレー」のザクカレーを使った「カレーなブーチー饅」は、特製カレースパイスを練りこんだミンチとQBB「のび~るスティックチーズ」を包んで仕上げた。
「六甲バター」マーケティング本部の宇土沙央里さんは「300種類ほどあるQBBチーズの中から、15種類まで商品を絞り込んで提案したところ、自分たちでは思いつかないような新しい豚まんが誕生し、とても勉強になった。具材をつぶすことなく、上手に包む職人の技術に感動した」と話す。
曹さんは「提案された15種類のチーズから選定する作業にかなり時間がかかり、開発に約2カ月かかったがワクワクしながら取り組み、素晴らしい豚まんに仕上がった。多くの方に食べてもらい、ハッピーを届けられる8日間にしたい」とほほ笑む。
同プロジェクトの収益を活用し、子どもたちへ食の素晴らしさを伝える「老祥記放課後キッチン」の開催を8月6日に予定する。
チーズ豚まんの販売期間は4月12日~15日、同19日~22日の計8日間。数量限定販売(準備数に達し次第終了)。