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神戸で「ドリーム豚饅プロジェクト」 第1弾はカレー豚まん

左から、「神戸カレー食堂 ラージクマール」店主の片山絢一さん、「老祥記」4代目の曹祐仁さん、「マンドリルカレー」の深澤宏樹社長

左から、「神戸カレー食堂 ラージクマール」店主の片山絢一さん、「老祥記」4代目の曹祐仁さん、「マンドリルカレー」の深澤宏樹社長

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 神戸・南京町の豚まん店「老祥記(ロウショウキ)」(神戸市中央区元町通2、TEL 078-331-7714)が4月13日から、姉妹店「曹家包子館(ソウケパオツーカン)」(元町通1)で「ドリーム豚饅プロジェクト」第1弾のカレー豚まんを限定販売する。

カレー豚まんは3種類セットで販売する

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 「神戸の食文化の向上」を目指し、昨年10月に発足した同プロジェクト。神戸を代表する飲食店が今までに無い豚まんを作り、その収益を子どもたちへの食育事業に活用することを目的とする。

 コラボするカレー店はツイッターなどで募集し、最も得票数の多かった「神戸カレー食堂 ラージクマール」「マンドリルカレー」の2店舗が選ばれた。

 第1弾は、「神戸カレー食堂 ラージクマール」とコラボ開発した「キーマカレー豚饅」、「マンドリルカレー」とコラボ開発した「ザクカレー豚饅」、老祥記の豚まんの3種類セット(500円)を販売する。カレー豚まんは、老祥記の豚まんと同じミンチで開発されたという。

 「キーマカレー豚饅」は、粗びきミンチと炒めた淡路産玉ネギに7種のラージクマール特製スパイスを利かせた。「神戸カレー食堂 ラージクマール」店主の片山絢一さんは「豚まんは蒸して仕上げるため、カレーの水分を残さないよう配分するのが難しかった。スパイスの香りを残すことにこだわり、試作を重ね完成させた」と話す。

 「ザクカレー豚饅」はミンチにほうれん草とひよこ豆を練り込み、酸味を利かせたトマトソースを添える。「マンドリルカレー」の深澤宏樹社長は「100年もの歴史ある店とのコラボでプレッシャーがあったが、選んでもらえたのは純粋にうれしかった」と話す。「おいしく、驚きのあるカレーに仕上げた。ミンチの濃い味付けに負けないよう、味を調節するのが難しかった」とも。

 販売を記念し17日から、「老祥記」の豚まん10個チケット、「神戸カレー食堂 ラージクマール」「マンドリルカレー」のレトルトカレーセットが10人に当たるキャンペーンをツイッターで行う。3店舗のアカウントをフォローし、該当ツイートをリツイートすることで応募できる。

 同プロジェクトの収益を活用し、夏ごろには「楽しく食べる」「楽しく作る」「楽しく学ぶ」をコンセプトにした子どもたちへ食の素晴らしさを伝える「老祥記放課後キッチン」の開設を予定する。

 「老祥記」4代目の曹祐仁(そうまさひと)さんは「3カ月の開発期間を経て、今までにない逸品が誕生した。新しい豚まんへの老舗の挑戦を楽しんでいただければ」と話す。「三方よしを目指して誕生した豚まんが次世代につながっていくことを目指したい」とも。

 カレー豚まんの販売期間は4月13日~16日、同20日~23日の計8日間。数量限定販売(準備数に達し次第終了)。

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