豚汁専門店「だしとみそ」(神戸市北区甲栄台4)が神戸電鉄有馬線北鈴蘭台駅前の一角にオープンして、7月25日で3カ月たつ。
神戸電鉄沿線でさまざまなイベントを開催しているまちづくり会社「きたすずランド」社長の藤井和博さんが開いた。「人のぬくもりを感じられる場所を作りたい。北区の良いところ、良いものの発信の拠点を作りたい」という思いで始めたという。北区の特産品「北神みそ」や、北区山田町で生産された新鮮な野菜を使った豚汁定食や季節の定食を提供する。夜はアルコールドリンクも提供し、金曜・日曜には「だしみそ酒場」として定食以外の一品料理も提供する。
店舗面積は約4坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=6席。店舗物件は築50年で建物がかなり傷んでいたため、クラウドファウンディングで資金を集め、改装費用に充てた。内装はインテリアにこだわり、木目を基調として「優しい雰囲気」を出し、窓を大きく取ることで開放感を演出したという。
藤井さんが生まれ育った北鈴蘭台エリアでは、駅前の再開発が進んでおり、新たに約1500世帯がこの街に移り住むと予想されている。再開発で新しい施設が増える一方で地域に長年根付いてきた店が姿を消している現状で、大きな転換期を迎えている。そうした中、藤井さんは「昔ながらの人のぬくもりを感じる店が減ってきて、世代を超えた地域住民の交流の場が不足している状況を何とかしたかった」と話し、古木沙英店長も「栄養士の資格を生かして地域とつながる活動に参加してみようと思った」と言う。
同店では、地域の交流の拠点となり、北区の良いものを発信するため、地産地消の素材を使った料理を提供する。メニューは、「ごちそう豚汁定食」(1,380円)、「いつもの豚汁定食」(1,080円)、「季節の定食(期間限定)」(1,280円)、「だしみそ素麺とミニ丼(同)」(1,280円)など。豚汁の豚肉や根菜はだしを染み込ませて箸で切れるほど煮込んでおり、豚汁のみそは北神みそ・白みそ・赤みその3種類から選べる。テイクアウトにも対応。
営業時間は、月曜・火曜・日曜=11時~14時30分・17時~20時、金曜・土曜=11時~14時30分・17時~21時。水曜・木曜定休。