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神戸で4年ぶり「ルミナリエ」 30周年に向け持続可能なあり方探る

東遊園地会場に設置された幅39メートル・最後部高さ19メートルに及ぶ光の壁掛け「スパッリエーラ」

東遊園地会場に設置された幅39メートル・最後部高さ19メートルに及ぶ光の壁掛け「スパッリエーラ」

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 冬の神戸を彩る光の祭典 「第29回神戸ルミナリエ」が1月19日、神戸市内3カ所で始まった。主催は、兵庫県、神戸市、神戸商工会議所などで組織する実行委員会。

有料会場内でARを用いて楽しめる「幻のスパッリエーラ」(イメージ)

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 1995(平成7)年1月17日の阪神・淡路大震災で亡くなった人たちの鎮魂とまちの復興への願いを込めて同年12月に始まった同イベント。2020年から2022年までの3回はコロナ禍で中断。今年4年ぶりに開催する。

 第29回のテーマは「神戸、未来に輝く光」。開催時期は、従来の12月から「震災の慰霊と鎮魂、復興・再生への夢と希望」というテーマにふさわしい1月下旬へと変更。開催場所も、来場者や会場周辺の店舗の負担をなくし回遊性を高めるため、会場を分散させて開催する形にした。さらに、メリケンパーク会場では有料エリアを設置したり、ARを用いたルミナリエの特別体験を提供するなど、持続可能な形を模索するためのさまざまな実験を行う回となった。

 初日の1月19日は、17時40分から旧外国人居留地会場内の三井住友銀行神戸本部ビル前広場で点灯式が行われ、桂木小学校児童らが神戸市歌「しあわせ運べるように」を合唱。その後、会場の「光の看板作品」に光がともると、来場者から歓声が上がった。

 久元喜造神戸市長は点灯式で、「神戸市は被災地支援を腰を据えて息長く続けていく」と令和6年能登半島地震被災地への思いを話した。「来年は阪神・淡路大震災から30年を迎える。今回の実施状況をしっかりと検証し、震災30年にふさわしいルミナリエのあり方を議論していきたい」とも。

 有料エリアのあるメリケンパークの特別鑑賞券は、前売り=500円、当日=1,000円。オンライン、アプリ、店頭で販売する。

 点灯時間は日没ごろ~21時30分。1月28日まで。

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