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「KOBEワカモノ起業コミュニティ」が成果発表会 10人がアイデア披露

発表をした10名の受講生。発表を終えて次に向けて大きく羽ばたきたいという気合がこもる。

発表をした10名の受講生。発表を終えて次に向けて大きく羽ばたきたいという気合がこもる。

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 神戸市の若年層向け起業家創出促進事業の実践プログラム「MAST-PJ」の成果発表会が3月9日、アンカー神戸(神戸市中央区加納町4)で開催された。主催は「KOBEワカモノ起業コミュニティ」。

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 「これから事業を立ち上げたい、挑戦したい」高校生、大学生、若手社会人を対象に行う、事業づくりの同プログラム。社会起業家を支援する「taliki(タリキ)」(京都市中京区)が1カ月のショートプログラムとアフターフォローを行う。神戸市内に在学・在住の高校生~大学生を中心とした参加者10人が事業アイデアについて発表し、審査員からのフィードバックを受けた。

 神戸市は神戸経済の持続的成長を促すため、「若者が起業しやすいまち」「起業家が身近なまち」を目指し、スタートアップのエコシステム構築に向けた取り組みを進めている。同事業を担当をする神戸市経済観光局新産業創造課イノベーション専門官の織田尭さんは「『KOBEワカモノ起業コミュニティ』には約400人が所属しているが、アイデア段階の起業準備層が孤独を感じやすい。集中プログラムを通じて、対話や相談ができる伴走支援を提供していきたい」と話す。

 プログラム受講生からは「座学と実践の環境があり、本や記事では学べない事業作りができた。これからビジネスコンテストへのチャレンジしたり、就職をしても生かしてしていきたい」などの声が聞かれた。「多様なアイデアを持った受講生同士だからこそ学び合うことができて、切磋琢磨する仲間ができた」とも。

  同プログラムのコーディネーターを務める宇都宮里実さんは「短い期間だったが、自分のアイデアと向き合い、縛られずに方向転換をすることなど、コミュニティーのカルチャーができた。ここをスタートに次のステップに向けて日々の実践をしてほしい」と期待を込める。

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