神戸のパン店から集めたパンを21時から販売する「ナイト・ベーカリー」が6月6日、阪急王子公園駅前の「王子公園ハイム」(神戸市灘区水道筋6)で始まる。
「食」におけるサステナビリティの日常化に向けて、神戸のパン店で売れ残ったパンを回収・リパッケージして「あすぱん」としてポップアップやイベントで販売しているスタートアップ「Bestieat」(水道筋6)が始める同事業。神戸の複数店舗のパンを1つにパッケージして販売する。購入時はパンの中身は分からないが、パッケージを開けると神戸のどのパン店のパンを購入したかが分かる仕組み。パンの夜間販売拠点をつくることで、営業時間が日中に限られるパン店と、日中忙しく店頭でパンが購入できない客をつなぐ狙いがあるという。
プレオープンとして営業した5月30日と6月1日は両日とも開店から20分で完売。寝巻き姿の子どもと共にパンを購入する客や人だかりに興味を持ってパンを購入する客の姿が見られた。
同社代表の小菅優衣(ゆい)さんは「今回の取り組みで、これまでイベントでしか提供できなかった神戸のパンの宝箱を、より多くの方に届けることができるようになった」と話す。「仕事帰りに、風呂上がりに、明日の朝ご飯用に、神戸の魅力が詰まった宝箱をぜひ手に取ってほしい」とも。
営業は木曜・土曜の21時~22時30分。なくなり次第、終了。