「王子公園まちの学生部」のキックオフ交流会が6月15日、「Incubation Studio SoWelu(インキュベーションスタジオソエル)」(神戸市灘区水道筋6)で開催される。
王子公園エリアに在住・在学の学生たちが立ち上げる同団体。所属や活動を超えてつながるハブとなり、交流や情報交換、灘区の行政の取り組みなどにアクセスすることで、活動を促進したり、協働したりすることを目的としている。
同エリアには水道筋商店街や都賀川などの地域資源があり、防災や地域活性化に興味のあるさまざまな学生団体たちがフィールドとして活動している。同団体主催者で、まちづくり会社「玉子公園」を運営する岩田かなみさんは「今までさまざまな学生たちと出会ってきたが、団体同士のつながりがなく、共通の課題を抱えていることもある。灘区や神戸市は学生の活動を推進する制度があるが情報が届いておらず、もっと活用してもらいたいと思い学生部を立ち上げることにした」と話す。
同イベントでは、参加者同士の交流会のほか、灘区の区役所職員や地域コーディネーターも参加し、灘区の学生ボランティア制度の説明会など、学生の活動を促進する取り組みについても紹介。キックオフ交流会の後には、灘区による、灘区内で地域のアイデアを後押しするための制度、「なだかつトライアル補助金」についての説明会も開く。
岩田さんは「今まで地域で活動をしてきた学生だけでなく、これから何か始めたいと思っている人にも参加してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は15時~16時30分。参加無料。