パリ五輪・柔道女子日本代表の阿部詩(うた)選手を応援する「巨大壁画アート」が7月26日、水道筋商店街のビル(神戸市灘区水道筋5)に出現した。
アディダスジャパン(東京都)が企画した同アート。女子52キロ級の阿部詩選手と男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ)選手の兄妹が神戸出身であることから、地元からエールを送ろうと、詩選手は水道筋商店街で、一二三選手は母校の神港学園高(中央区山本通4)
の校舎に壁画アートを作成。両選手の壁画アートには「You GOT THIS 大丈夫、いける。」のメッセージを添える。
水道筋商店街の壁画前では、阿部両選手の試合当日の28日、応援撮影会を行った。試合直後の29日早朝には、金メダルを獲得した一二三選手のお祝いと、詩選手への感謝と団体戦での再起を祈願した撮影会を行った。会場には早朝から16人の地元民が来場。2人にエールを送った。
応援写真会を企画したNPO「わくわく西灘」の江見真也さんは「素晴らしいアートができてうれしい。地元のみんなが神戸から応援をしている」と話す。同NPO理事長の松本敏治さんは「商店街にいろいろな人が集まってワイワイできる場所ができた。個人戦は残念だったが、詩選手には団体戦に向けて頑張ってほしい」と話す。