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三宮プラッツで「フリマクフェスティバル」 新たに特大アート体験も

フリマクフェスティバル関係者集合写真(右端が三宮プラッツコーディネーターの市橋英紀さん)

フリマクフェスティバル関係者集合写真(右端が三宮プラッツコーディネーターの市橋英紀さん)

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 イベント「フリマクフェスティバル」が10月14日、まちなか広場「三宮プラッツ」(神戸市中央区三宮町1)と「三宮中央通り」で開催された。

「特大アート体験」の様子

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 属性や立場を超えて楽しめる、音楽、マルシェ、アートなどの企画を盛り込んだ同イベント。「創造と表現を通じてゆるやかにつながる居場所をまちなかに生み出す」ことを目的に開催し、今年で3回目となる。今回は、新たに会場の壁一面に広がる「特大アート体験」を企画。子どもと大人が一緒になって、カラフルな「まち」を完成させた。

 物販・体験ブースには7ブースが出展。小児がんで両目摘出となった娘・佳澄さんの母である小原絢子さんは「全盲になっても元気な娘を見て自分がクヨクヨしていてはいけない」と、得意な絵を生かして娘をモデルにした絵本を出版。絵本を通じて「目が見えない人を特別視しない社会にしたい」と話す。小学6年生の山田茉奏(まかな)さんは、環境活動家のグレタ・トゥンベリさんの本を読み「自分も地球のためになにかできないか」とヘチマスポンジを販売。前回に引き続き会場からライブ放送を行ったインターネットラジオ「RadiCro(レディクロ)」のDJ富澤拓弥さんは「ここは属性に関わらずどんな挑戦もできる場。参加者の年齢層にも幅が出てきたと」と話す。

 音楽ステージには5グループが出演。バンドで出演した長尾拓也さんはNPO団体でひきこもり居場所支援を行う。「福祉の世界は閉鎖的になりがちだが、音楽やアートで垣根を越えられる。まちなかで演奏することで音楽の力を実感できた」と振り返る。

 イベント主催者の市橋英紀さんは「さまざまな属性の人たちが自然にまじり合う空間を作り出した『特大アート体験』には大きな手応えがあった。属性を超えて分かりあえる場をこれからもつくり出していきたい」と意気込む。

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