「バイオメディカルメンブレン研究・オープンイノベーション拠点棟」が10月1日、神戸大学六甲台第2キャンパス(神戸市灘区六甲台町1)にオープンした。
学外者も利用可能なコワーキングスペース「ダイセルOIホール」
同大学の先端開発促進と、産学連携・共同研究で生み出される共創成果の社会実装・スタートアップ創出を推進し、地域経済の活性化に貢献することを目的に新設した同棟。経済産業省が進める「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備事業」の一環として、同省の補助金と同大学と包括連携協定を結んでいる化学品メーカー「ダイセル」の寄付金を使って建設した。
延べ床面積は約1545平方メートル。棟は3階建てで、1階はコワーキング・イベントスペース、2階はレンタルオフィスと会議室8室、3階は研究施設となっている。1階のコワーキングスペース「ダイセルOIホール」は学外者も利用可能で、プロジェクターやスクリーン、カメラ機能を備え、オンライン配信イベントなどにも対応する。利用者登録を行うことで学外者も無料で一部利用できる。
神戸大学産官学連携本部スタッフは「地域の産業界やコミュニティーと連携して社会に貢献することを目指している。この機会に大学とのつながりを見つけに足を運んでほしい」と期待を寄せる。
コワーキング・イベントスペースの利用時間は8時30分~17時15分。土曜・日曜・祝日定休。