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神戸で地元企業による新規事業プレゼンイベント 神戸市が企画

「So-I」デモデイ参加者

「So-I」デモデイ参加者

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 神戸市内の企業8社による新規事業のプレゼンテーションイベント「DemoDay(デモデイ)」が3月7日、アンカー神戸(神戸市中央区加納町4)で開催された。主催は神戸市。

「So-I」参加者の声を形にしたグラフィックレコーディング

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 地場産業の活性化・高付加価値化を目的として、市内中小企業の新規事業への挑戦を応援する神戸市の伴走プログラム「So-I(ソーイ)」が本年度の最終成果発表会として行った同イベント。当日は約120人が参加し、本年度の支援対象企業として採択された「日本ジッパーチュービング」「菊正宗酒造」「オーエス」「ペタビット」「亀井堂総本店」「シン・エナジー」「エム・シーシー食品」「旭光電機」の各社が新規事業構想を発表した。

 配線結束保護チューブのグローバルメーカー「日本ジッパーチュービング」は、子育て中の女性社員の声を受けて、従来のBtoB業態とは違うBtoC業態の新規事業として「とびだす布絵本」の販売を始めた。創業365年の老舗酒造会社「菊正宗酒造」は、これまで積み上げてきた歴史や発酵技術、人のつながりを生かして、人々に驚きと感動の体験を提供する新たな酒造りを目指す「酒蔵WA-OHプロジェクト」を発表。数年後の施設オープンを視野に活動開始を宣言。ウェブ制作・コンサルティング会社「ペタビット」は、地域活性化や地元企業の成長を目的とした地元企業間のコラボレーションを実現できるECプラットホーム事業「mo+to(モット)」の近日開始を発表した。他の企業も、本年度内の実証活動から見えた課題から今後の展望や構想を発表し、参加者からの質問やアドバイスに応えた。

 同イベントの企画・運営に携わった「Be Next KOBE」プロジェクト共同代表の波々伯部誠一郎さんは「どの企業もこの1年間の伴走を通して新規事業構想が具体化し、来年度からの具体的なアクションが見えたのがうれしい。今後も神戸を『挑戦と創造の循環促進社会』としていくためにサポートしていきたい」と話す。

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