食べる 暮らす・働く

神戸・灘で「子ども食堂」 地元企業の支援受けて卒業生が新たにスタート

3月17日に実施された贈呈式の様子(左から石光商事の石野徹さん、同安木駿哉さん、同米田慎吾さん、松永邦彦さん、みなと銀行水道筋支店の髙橋和秀さん、同六甲道支店の谷口拓也さん、同サステナビリティ推進室の川崎善弘さん)

3月17日に実施された贈呈式の様子(左から石光商事の石野徹さん、同安木駿哉さん、同米田慎吾さん、松永邦彦さん、みなと銀行水道筋支店の髙橋和秀さん、同六甲道支店の谷口拓也さん、同サステナビリティ推進室の川崎善弘さん)

  • 2

  •  

 「灘あゆみ食堂」が3月22日、灘地域福祉センター(神戸市灘区千旦通1)で開催される。

会場となる灘地域福祉センター

[広告]

 「灘あゆみ食堂」は、六甲道エリアで子ども食堂を共同運営している松永邦彦さんが、自身が卒業した灘小学校区の子ども食堂が昨年終了したことを知り、「生まれ育った地域に貢献したい」とメンバーを募り新たに始めた。メンバーには、松永さんが通っていた甲南大学の「ソーシャルビジネス・アントレプレナー育成プログラム」の同級生やNPO活動で知り合った近隣大学の学生が加わった。

 今回の子ども食堂開催に当たっては、「みなと銀行」(中央区三宮町2)と「石光商事」(灘区岩屋南町4)が支援を申し出た。3月17日に食料品の贈呈式が同銀行水道筋支店で行われた。贈呈式では、石光商事から業務用の食材や加工品が、みなと銀行から菓子や飲み物などが贈られた。

 3月22日当日のメニューは、スープ付きの洋食プレートをメインに、今回贈呈された食材を使った料理を提供する。今後は月1回をめどに開催する予定で、食事の提供のほかに地域住民が楽しめるイベントを他団体と協力しながら行う計画という。

 石光商事の米田慎吾さんは「食材を地元灘区の活動に活用いただけてうれしい。地域の子どもが健やかに育つよう、陰ながらお手伝いしたい」と話す。松永さんは「気軽に集まり、同じ時間や食事を共有することで、人とのふれあいを楽しむ場にしていきたい。年齢や収入、住む場所に関係なく、多くの方にこの場所を体験してもらいたい」と意気込む。

 開催時間は11時30分~13時30分。参加費は、大人=500円、子ども=100円。事前予約制(先着30人)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース