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神戸で日本イーライリリーの川副祐樹さん講演 「離れている知、合流した知」

「生き物や自然、数学や空手が好きだった」と話す川副祐樹さん

「生き物や自然、数学や空手が好きだった」と話す川副祐樹さん

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 イベント「White Club(ホワイトクラブ)」が3月26日、「Incubation Studio SoWelu(インキュベーションスタジオソエル)」(神戸市灘区水道筋6)で開催された。

川副祐樹さんが紹介した「40歳のマインドマップ」

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 四季を表す言葉を人生100年時代に当てはめ、50~75歳を「白秋世代」と呼ぶ一般社団法人「白秋共同研究所」が主催する同イベントは今回で9度目。誰でも参加できる「個人サロン」と銘打ち、2024年7月から毎月、ゲストスピーカーを招き行ってきた。

 毎回ゲストスピーカーによる講演を通じ、参加者同士で働き方や生き方、セカンドキャリアに関しての考察を広げる。これまで登壇したゲストは、毎日放送の加山郁芳さん、フェリシモの中村圭緒さん、アーベントの吉川公二さん、阪急阪神グループの西田孝廣さん、観光家の陸奥賢さん。

 この日は、製薬会社「日本イーライリリー」の川副祐樹さんが講演「半生の蛇行から『離れていく知とエントロピー』」を行った。生き物に関わりたいとの思いから大学で農学を学び、その後ブリヂストン、日本イーライリリーで広報職に就いたという経歴を披露した川副さんは、これまでに関心が高かったもの、好きだったものを「知」と呼び、いつの間にか離れている知を「エントロピー(秩序の拡散や乱雑性)」とし、その理由を考察した。

 川副さんは「離れた『知」も、自信を持って見通していたり、つながるスキルを高めたりすることによって改めて合流することができる。広報の本質は『情報・人・ブランドの翻訳と編集』であり、『情報をつなげて社内外にインパクトを起こす』こと」と話した。

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