
白鶴酒造(神戸市東灘区住吉南町)が4月2日、日本酒の製造工程で発生する「発酵由来CO2」を活用した植物栽培プロジェクトを始動した。
同プロジェクトは、兵庫県が主催する「ひょうごオープンイノベーションマッチング2024」で同社が接点を持った「スパイスキューブ」(大阪市)との共同事業。白鶴酒造資料館内のマイクロブルワリー「HAKUTSURU SAKE CRAFT(ハクツル サケ クラフト)」の室内から「発酵由来CO2」を捕集・濃縮し、小型の室内農業装置に送り、バジル、シソ、ミントなどのハーブ類の成長促進を図る。
スパイスキューブ代表の須貝さんによると、6月末まで約3カ月間のプロジェクト期間中、栽培したハーブ類は2回ほど収穫できる見込みで、将来的に収穫したハーブ類を酒の原料に活用する計画もあるという。
開発担当者の一人で同社経営企画室の佐田尚隆さんは「発酵副産物や発酵微生物の利活用は自社課題の一つ。解決につながるプロジェクトになれば」と期待を寄せる。
プロジェクトの様子は白鶴酒造資料館内で無料公開する。開館時間は9時30分~16時30分。