神戸港でカッターレース-海運・港湾企業など92チーム参加

カッターレースの様子

カッターレースの様子

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 神戸港・メリケンパーク東側海域(神戸市中央区波止場町2)で5月9日、「第32回神戸港カッターレース」が開催される。

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 同イベントは今月15日・16日に開催を控える「神戸まつり」の一環として行われるもので、1979(昭和54)年に始まり、今回で32回目を数える。「港で働く人達や市民にウオーターフロントでの楽しい休日を過ごしていただき、市民に親しまれるみなとづくりを進めるとともに、港湾・海事思想の普及を図ること」を目的に開催する。

 カッターレースは「カッター(端艇)」によりスピードを競うもので、海運・港湾企業に加えて、一般企業や市民グループも参加する。市民を対象としたカッターレースは神戸港が始まりとされ、現在では横浜や大阪、広島などにも広がっている。

 競技は56チームが参加し29レースを行う男子レース、26チームが参加し13レースを行う女子レース、10チームが参加し5レースを行うシニアレースの3種目。シニアレースは漕ぎ手6人の合計年齢が250歳以上のチームに限り、いずれも6メートル型カッターを使用、チーム編成は8人で行う。

 カッターとは大型船に積載される全長6~10メートル程度の雑用艇。動力は無く、櫂(オール)による手漕ぎボートで、交通艇や救命艇として使用される。日本では端艇とも呼ばれ、船尾の形状が船を切断したような直角構造になっていることに由来する。現在の船では、全天候型の動力付き雑用艇及び救命艇の積載が主流となっている。

 同イベント担当者は「今年もメリケンパークでにぎやかに開催する。ぜひたくさんの方にご覧いただければ」と話す。

 開催時間は9時30分~16時。荒天中止。

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