神戸市役所北側の「神戸花時計」で9月2日、今年8回目となる植え替えが行われた。
神戸花時計は日本で初めて作られた花時計で、直径6メートル、高さ2.25メートル、傾斜角度15度。地下に機械室があり、盛土の上に設置されている。現在使われている時計の針はグラスファイバー製で、時針の長さが2.6メートル、分針と秒針の長さは3.1メートル。 現在までの延べ植え替え回数は431回。
今回の図案名は9月10日の「下水道の日」に合わせ、神戸市下水道河川部マスコットキャラクター「モグロー」を選んだ。神戸市では、日々全長約4,661キロの下水管点検作業を続けており、「市民の『下水にゴミや油を流さない』などのちょっとした心がけが大雨のときのトラブルを減らし、日ごろの環境保護にもつながる」ことをPRする。
テランセラ(黄)約650株、テランセラ(赤)約640株、リュウノヒゲ(緑)約60株、シロタエギク(白)約1,650株など合計約3,000株を使用した花時計。植え替え当日はモグローと、同じく神戸市下水道河川部マスコットキャラクターの「もぐみ」も訪れた。モグローはできあがった花時計を見て、自分が花時計になったことに驚いたような愛らしいしぐさを見せていた。
建設局公園砂防部管理課の大久保雄基さんは「どんどん成長していくので、これから2週間くらいが見ごろ。今回の図案は難しかったが、きれいにできたと思う」と笑顔を見せる。「花時計には50年以上の歴史があり、神戸の顔。観光の方にも知っていただければ」とも。
次回の植え替えは9月下旬を予定している。