神戸メリケンパーク内のカフェ「café Fish!」(神戸市中央区波止場町)で10月21日夜、「NIKE RUN CLUB-STUDENTS NIGHT@KOBE kick off event」が開催された。
同イベントは神戸で初となる「ナイキランクラブ」のスタートに向け、大学生を対象に開いたもの。イベントでは、ゲストにフルマラソンに3回の出場経験を持つ安田美沙子さんを迎え、ナイキランニングアドバイザーのMIDORIさんとともにランニングの魅力についてのトークショーを展開。トークショー終了後には参加した大学生100人以上とともに、神戸メリケンパーク内約3キロをランニングした。
トークショーで安田さんは「わたしはもともと頑固で気の強い性格だが、マラソンを始めて自分と向き合う時間が増え、さらに芯が強くなったと感じている。走っているときは自分のことを見つめ直せるので、仕事にもプラスの影響が出ているのでは」と話した。
マラソンを始めたきっかけについては、3年前に知人から「走り切ったら何かが見える」と勧められたことだという安田さん。「初めてホノルルマラソンに出場し完走したとき、最初はゴールすれば満足して終わると思っていた。でもゴールしたら終わりじゃなく、『こんな自分じゃだめだ、ここからがスタート』と感じた。もうやめられません(笑)」と笑顔を見せる。MIDORIさんは「走ることに集中すると頭が空っぽになる。自分と向き合うことでメンタルも強くなり、集中力も高まる」と、その魅力に触れる。
ナイキランクラブは、2002年よりナイキジャパン(東京都品川区)が展開する「誰でも無料で参加できる」ランニングコミュニティー。参加者は最新シューズの試し履きのほか、ランニングアドバイザーによる講座などを受講できる。現在は東京や京都、福岡など全国14カ所で展開。月平均41~44回のランニングクラブが開催され、2千人のランナーが参加しているという。
神戸エリアでの同クラブは毎月第3木曜日を予定している。