子どもから服のデザイン画募集-46案選考、実製作後ショー開催へ

子どもたちが書いたデザイン画を審査する学生たち

子どもたちが書いたデザイン画を審査する学生たち

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 神戸ファッション協会が主催する「キッズ ドリーム ウエア ファッションショー 事前デザイン画審査会」が9月4日、ジーベックホール(神戸市中央区港島中町)で行われた。

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 同ショーは、全国の満4~12歳の子どもたちから募集した夢の服のデザイン画を、神戸を中心としたファッション系の大学・専門学校とキッズアパレル企業が協力して本物の服にし、デザイン画を描いた子どもたちがモデルになってファッションショーに出演する企画で、今回で5回目を数える。ショーは、今年は11月8日に神戸ハーバーランドスペースシアター(中央区)で開催される。

 7月1日~9月1日に行われたデザイン画募集に寄せられた応募は398通にも上り、兵庫県内を中心に北は山形県、南は大分県からの応募があった。応募作品の選考にあたる学生が「実際の服にしたい」と感じるかどうかを選考基準に、今年は参加学生チーム数と同じ46枚のデザイン画が採用された。

 デザイン画を選定する学生の目は真剣そのもので、メモを取りながらチームのメンバー同士で話し合う姿も見られた。参加者の学生は「子どもたちがせっかく描いてくれたデザイン画だから、イメージをできるだけ尊重して服を仕上げてあげたい」と話す。

 製作の進め方については「生地や色目の調整など話し合うことはたくさんあるので、頻繁に電話で話し、採寸のために直接会うこともある。成長期の子どもが着る服なので、採寸には力が入る」と学生の一人は話す。完成した服はファッションショーの後、記念品としてデザイン画を描いた子どもたちへ贈呈する。

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