「明石淡路フェリー」(通称=たこフェリー)のキャラクターグッズなどを販売する「SeaDream」(神戸市中央区中町通2)は2月7日、「web shop(ウェブショップ)たい屋んきー」を開設した。
昨年11月から運休している「たこフェリー」のキャラクターグッズの販売を目的に、元従業員の再就職先も兼ね、昨年12月に設立された同社。キャラクター著作権者の承諾を得て、同フェリーから販売業務を引き継いだ。
販売しているグッズは、キャラクター「パパたこ」などの家族をイメージした「たこファミリー」シリーズ。これまでの販売先だった明石市の観光協会や商店などのほか、ウェブショップでもダイレクトに販売していく。
今後メーンキャラクターとして展開するのは、同シリーズの脇役として存在していたタイをモチーフにした「たいやんきー」。見た目は「ちょいワル」ながら縁起物の「めでタイ」キャラクターとして、現在、新しいグッズの開発を進めている。ウェブショップでは「タイ(大)安吉日」ごとに「たいやんきー」のニュースを配信する予定。
同社広報担当の野村順子さんは「メーンキャラクター『たいやんきー』にちなんで、英語でタイを意味する『sea bream(シーブリーム )』が社名になるはずだった。登記の際に『bream』と『dream』を見間違えて書類に『SeaDream』と書いてしまった。結果的に覚えていただきやすい名前になったので良かった(笑)」と設立時のエピソードを明かす。
大麻一秀社長は「これからは『ゆるキャラ』ではなく、『ちょいワルキャラ』の時代」と笑顔で話す。