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和洋菓子店・本高砂屋と阪神電鉄が初コラボ-春を感じる季節の和菓子教室

15組30人の親子が和菓子づくりを体験した

15組30人の親子が和菓子づくりを体験した

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 神戸市生涯学習支援センター(愛称=コミスタこうべ、神戸市中央区吾妻通4)で3月5日、小学生とその保護者を対象にした料理教室「ハイカラ和洋菓子はじまりの物語」が開催された。

季節の花や動物の細工で施された上生菓子を見て目を輝かせる児童ら

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 同イベントは、阪神電鉄が企画する「阪神スイーツコレクション『KOBE パンとお菓子の国』」の3回シリーズの最終回で、1877(明治10)年に神戸・元町で創業した和洋菓子店・本高砂屋と初のコラボ企画。午前と午後の2回行われ、それぞれ15組30人の親子が参加した。

 「和菓子は季節を表現したものが多い。昔は和菓子屋さんの前を通れば季節が分かると言われていた」と本高砂屋の和菓子商品開発顧問・井上正蔵さん。井上さんは唯一、和菓子職人で神戸マイスター(神戸市がハイレベルの技術・技能者を認定する制度)に認定されている。当日は「春を感じる季節の和菓子をつくろう!」をテーマに井上さんと同社の遠藤孝則さんが講師を務め、小学生が桜餅とよもぎ餅づくりを体験。その後、井上さんによる上生菓子づくりの実演が行われると、季節の花や動物の細工に児童らは目を輝かせ、「難しそうだけど、やってみたい」「きれいでおいしそう」などと口々に話した。

 同社広報担当の芝賢治さんと阪神電鉄の森佐世子さんは、紙芝居を使った「ハイカラ和洋菓子はじまりの物語」を紹介。従来の「江戸きんつば」を改良し創業以来作り続けている「高砂きんつば」の歴史と、同社と阪神電鉄との深いつながりについての話に親子らは耳を傾けた。

 3回シリーズで行った同イベントを企画した阪神電鉄の小野政昭さんは「今回初めての企画だったが、神戸を代表するパンやお菓子の老舗ブランドの皆さんが協力してくださり、とても楽しいイベントになった。これからも阪神沿線の活性化につながるようなイベントを開催していきたい」と今後の抱負を語る。

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