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神戸でパール粉を使った書画法「きらら絵」の作品展-14点展示

書画法きらら絵秋桜会表現科1期生の生徒12人のきらら絵作品14点を展示

書画法きらら絵秋桜会表現科1期生の生徒12人のきらら絵作品14点を展示

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で現在、企画展「書画法きらら絵 碧い竹-しなやかに」が開催されている。

書画法きらら絵秋桜会を主宰する書家・釣秋桜さんの作品「碧竹」

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 同展では、「書画法きらら絵秋桜会」を主宰する書家・釣秋桜さんと同会教室の40~70代の表現科1期生の生徒12人のきらら絵作品14点を展示している。

 「きらら絵」とは、パール粉や粉末絵の具などと組み合わせて用いられる「雲母(うんも)」を日本では「きら」「ぎら」「きらら」と呼ぶことから命名された画法。穏やかで光沢が華やかな明るい色調の絵を描く同画法の完成度を高めるには約10年かかったという。

 同展で展示されている作品は「きらら絵」の上に書を乗せ、文字の濃淡と動静で心中を表現するとともに、日本的な風情を醸し出している。それぞれ「下絵」「言葉」「書」の3つで描きたい内容を表現しており、中には「百人一首」や「万葉集」の歌を用いた作品も。釣さんは「書の墨色ともよく合い相乗的な効果を見せる」と「きらら絵」の魅力を明かす。釣さんは「かな書家」でもあり、作品を描く際に時間の流れと適度な間合いを意識するという。

 2008年12月に開いた同会教室について、「作品展をする度に、まず『この絵はどうやって描いているのですか』と聞かれる。教えてほしいという要望も多かったが、自分自身が『きらら絵』と他の絵画との違いをはっきりと分かるまではやりたくなかった。しかし、まず手探りでもいいから人に教えることを始めてみようと思った」とも。

 同展のテーマ「碧い竹-しなやかに」は、「天高く伸びる竹のように」という釣さんから生徒らへの思いが込められている。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日・振替休日の場合はその翌日)。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。今月27日まで。

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