東日本大震災から1カ月となる4月11日夜、神戸・夜景のシンボルが再び点灯を始めた。
3月11日に発生した東日本大震災で亡くなった方と被災者らに対する哀悼の意を表すため先月13日夜から消灯していたのは、神戸の夜景スポットになっている神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町5)と神戸海洋博物館(波止場町2)のライトアップ、六甲山山ろくのいかり(錨山)・北前船(堂徳山)をかたどった電飾など。
神戸市は「阪神・淡路大震災で被災した神戸から東日本大震災で被災された方々を応援するため、また、神戸観光に訪れた観光客を温かくお迎えするため点灯を再開する」と発表した。
神戸ポートタワーでは、従来の赤い照明に合わせて「ガンバロウ・東日本」の文字をLED照明で表示。メッセージの点灯は当面続ける。
夜景の撮影に来ていた市内在住の70代男性は「光が戻るとほっとする。神戸の夜景が暗くなると阪神大震災の頃の生活を思い出す。東日本にも早く明かりが戻ってほしい」と話す。
点灯時間は、神戸ポートタワー・神戸海洋博物館=18時~23時、六甲山山ろく(錨山・堂徳山)=日没30分後~23時。