神戸ハーバーランド一帯で8月7日、イベント「2011ハーバーランドの日」が開催された。2009年に初めて開催され、今年で3回目。
神戸ハーバーランドでは、街のアピールのため8月8日を「ハーバーランドの日」と定めイベントを開催。毎年2万人以上の来場者があるという。今年もデュオこうべ、スペースシアター、キャナルガーデン、ガス燈(とう)通り、モザイクほか、ハーバーランド地区内各施設でさまざまなイベントが行われた。
ガス燈(とう)通りには、神戸市・各種団体・近隣施設などによる約35の特設ブースが出展。今回、大学生(早稲田、明治、中央、法政、埼玉)による24代目人力車サークル「学生俥(くるま)屋」が初参加。東京タワーをはじめ各地の公園や祭りで人力車を通してのコミュニケーションを目的とした活動を行っている同サークル。当日は、300人以上が乗車した。東日本大震災の被災地復興支援を目的とした東北3県(青森、岩手、宮城)の名産品を販売する物産展も設けられた。
キャナルガーデンでは、神戸ハーバーランドのイメージキャラクター「ハッピーハービー」「ラブハービー」のほか、神戸市を代表するゆるキャラが登場。水道局の「ミストちゃん」、耐震化促進室の「オキールファミリーはかせ」、建設局の「モグロー」、元町商店街の「もとずきんちゃん」、石ノ森章太郎(漫画家)さんによってデザインされた生涯学習のマスコット「マナビィ」が駆け付けた。
同イベント開催に合わせて今月5日、改修工事を行っていた同所夜景のシンボル「観覧車」のイルミネーションがLED照明にリニューアル。年間消費電力約80%削減を見込む。また、神戸のイベント情報などの文字情報やストーリーを影絵調アニメーションとして表現が可能な「シルエットイルミネーション機能」を採用。リニューアルを記念し、ゴンドラ1台(4人乗り)につき1,500円で乗車できるキャンペーンを今月31日まで行う。
神戸ハーバーランドの山本隆さんは「ハーバーランド誕生から今年で19年目を迎える。当時、足を運んでくださった方にも、ぜひ新しくなったハーバーランドを見ていただきたい。今年のテーマでもある『おもてなしの心』でお客さまを万全の体制でお迎えしたい」と話す。「来年からは、第1日曜日を『ハーバーランドの日』としてイベントを継続していく」とも。