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エルビス・プレスリー命日、神戸で「ライトビジル」-湯川れい子さんも参加

湯川れい子さん、国木田かっぱさん、エルビスウィーク推進委員会の皆さん(エルビス・プレスリー像前で)

湯川れい子さん、国木田かっぱさん、エルビスウィーク推進委員会の皆さん(エルビス・プレスリー像前で)

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 エルビス・プレスリーの34回忌となる8月16日夜、神戸ハーバーランドのエルビス・プレスリー像前(神戸市中央区東川崎町1)で「エルビス・ライトビジル」が初めて開催された。

ペンライトを使った「ライトビジル」

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 プレスリー像は、2009年1月18日に惜しまれながらも閉店した原宿の複合ショップ「ロックンロール・ミュージアム」(東京都渋谷区)のシンボルだったもの。日本におけるジャズ発祥の地でもある神戸が移設候補地として挙がり、同年8月7日に神戸ハーバーランドガス燈(とう)通り沿いの「カルメニ」前に移設された。以後、多くのファンが集う「エルビスの聖地」となっている。

 1978年から毎年、プレスリーさんの命日は米テネシー州メンフィスにファンが集まり、ろうそくを手に墓前まで歩く「キャンドルライト・ビジル」を開催。神戸ではエルビスウィーク推進委員会が主催する「ELVIS MEMORIAL 2011」の一環でイベントペンライトを使った「ライトビジル」として初めて行われた。

 今年3月27日には、プレスリー像の夜間照明設備(LED電球使用)と音響設備が設置された。同設備は、「プレスリー像に光と音楽を…」旗印に昨年8月より始まった募金活動により実現したもの。今回は改めて同設備を「ファンにお披露目」する意味も込められている。

 当日、プレスリー像の前に多くのファンが集り、花が手向けられた。タレントの国木田かっぱさんの発声でイベントが始まり、神戸移設の立役者でもある作詞家で音楽評論家の湯川れい子さん(同委員会代表)から参加者に向けてメッセージが送られた。

 その後、参加者はプレスリーの楽曲「If I Can Dream」「Memories」「My Way」に合わせてペンライトを振り、故人をしのぶとともに世界平和を願った。

 湯川さんは「今回のイベントはエルビスへの思いだけでなく、東日本大震災で犠牲になった方々と戦争で哀しみのうちに亡くなられた方々への鎮魂の思いを込めて行った」と話す。「ぜひ全国の皆さんに声を掛けていただき、来年はもっと多くの方に参加していただきたい。そして、一輪でもいいので花を持ってきてほしい。一緒に平和な未来を願いましょう」とも。

 夜間照明設備の点灯時間は17時~22時。音響設備は11時30分~20時50分の毎時10分・30分・50分。

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