そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8)本館2階特設会場で9月13日、ファッションイベント「神戸ファッションウィーク」PR用フラッグをリメークして作った「プレミアムチャリティーグッズ」が限定販売される。
フラッグの前で商品説明をするイベントプロデューサー・高階敏子さんとデザイナー・有村由紀子さん
「神戸ファッションウィーク」は「ファッション都市神戸をもっとおしゃれで楽しい街にしよう」「多くの人に神戸に来てもらおう」などをコンセプトに地元企業や店舗、行政などが連携し2006年にスタート。以来、春夏と秋冬の年2回開催されている。同イベント期間中の約1カ月、フラワーロードや鯉川筋などに大(1メートル×3メートル)、中(62センチ×2メートル)、小(23センチ×38センチ)3種類のフラッグを立てPRしている。
前回使用したフラッグをバッグなどに加工する同企画は「限りある資源物を大切にし『クリエート(創造)』する事で新しい価値を生み出す」「おしゃれを楽しみながら、エコ(地球環境)に関心をもってもらう」ことなどを目的に2009年秋冬から「神戸ファッションリメークプロジェクト」として始めた。
当初は作品の展示のみだったが、要望が多かったため昨年秋冬から製作数を増やし店頭販売を開始。今回は「リメークチャリティープロジェクト」として、そごう神戸店、ワールド(港島中町6)、神戸ファッションウィーク推進協議会の3社合同で手掛け、売り上げの一部は神戸新聞厚生事業団を通じてユニセフへ寄付する。
使用したフラッグ(素材=ポリエステル100%)は計170枚。製作されたアイテムは、ゆったりサイズのレジャーシート(4,500円)、バッグとしても利用できるレジャーシート(3,500円)、トートバッグ(大=5,500円、小=3,800円)、サブバッグ(3,500円)の5種類、計160点。神戸のキャラクター「コーベアー」も全アイテムに配置した。
デザインを手掛けたワールドのデザイナー・有村由紀子さんは「黄色がベースになったフラッグのデザインを生かし、ステッチなどに効き色としてピンクを使ってかわいく仕上げた。日本の『もったいない』文化を守り、なおかつ『欲しい』と思ってもらえるものになるように工夫した」と話す。
同イベント推進協議会イベントプロデューサーの高階敏子さんは「外で使っていたため多少の汚れはあるが、それだけ雨風に耐えてきた丈夫な素材と言える」と話す。「ファッションウィークが続く限り、この企画は続けていく。そして、一人でも多くの方に届けたい」とも。
同店の営業時間は10時~20時。販売は9月18日まで(売り切れ次第終了)。