神戸・三宮駅近くに1月5日、沖縄家庭料理店「オバァの沖縄食堂 ありんくりん」(神戸市中央区琴ノ緒町5、TEL 078-862-3409)が移転リニューアルオープンした。
オーナーの山下由起子さんと元常連客で店員の通称・Shokoさん
以前は沖縄好きの常連客が多く隠れ家的な雰囲気だった同店。駅前への移転後は、通りすがりのサラリーマン客が増えたという。
店舗面積は8.7坪。席数はテーブル12席、カウンター5席を用意。店内は首里城をイメージした朱色の壁と沖縄民謡や三線のBGMで沖縄らしさを演出。店内の壁は、店主の山下由起子さん自身が塗装した。店名は「あれもこれも」を意味する方言で「『あ』から始まり『ん』で終わり、聞こえもかわいいので付けた」という。
主なメニューは、「地元で食べるよりおいしい」という「沖縄そば」(650円)、沖縄ブランド豚で甘味があり酵素の多いパイナップルポーク「純」を使った「ラフテー」、「テビチ(豚足)」(以上500円)、「とんかつ」「生姜焼」(以上700円)、「天ぷら盛り合わせ(ゴーヤー・もずく・島らっきょう)」(600円)、「スパムおにぎり」(350円)、「海ぶどう」(500円)など。「A&W Okinawa(エイアンドダブリュ沖縄)」から取り寄せた「カーリーフライ」(400円)も提供する。
ランチメニューは「沖縄そば+スパムおにぎりセット」(800円)、「ゴーヤーチャンプルーセット」(750円)、「ラフテー丼セット」(850円)など。ランチは全て小鉢、漬物が付く。
ドリンクは、「残波」(黒=400円、白=500円、ブラウン=550円)、「久米仙」(450円)、「どなん」(1,500円)などの泡盛を数多く取りそろえる。沖縄育ちのアイスクリームショップ「ブルーシールアイスクリーム」のマンゴー味(350円)も用意。
「沖縄料理は健康食。ラフテーは何時間も脂抜きをして体に良い脂身だけを残すように調理している。低価格で提供しているので気軽に食べていただきたい。今後、三線ライブなどのイベントも開きたい」と山下さん。移転前の常連客で、現在は同店スタッフとなった通称・Shokoさんは「山下さんの人柄に引かれて来るお客さまも多い。アットホームで居心地がいい店内で、ぜひ本格的な沖縄家庭料理を食べていただければ」とほほ笑む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~24時。月曜定休(2月からは日曜定休)。