新神戸オリエンタル劇場(神戸市中央区北野町1、TEL 078-291-1100)20周年を記念した公演「須磨・明石『源氏幻想』」が11月3日より始まる。これに先駆け9月29日、大阪市中央公会堂(大阪市)で制作発表行われた。
同公演は同劇場の20周年と、紫式部の「源氏物語」が編集されてから今年で千年を迎えるのを記念して開催されるもの。第1部は元宝塚女優の月影瞳さん、狂言師の茂山逸平さんらの朗読に加え、尾上紫さん、歌舞伎俳優の市川段次郎さんの舞踊で構成される「源氏物語」、第2部は「源氏幻想」~須磨・明石~として、元宝塚の愛華みれさんが主演を務める。
会見に出席したのは、総合プロデュースを手がける田中傳次郎さん、出演者の愛華さん、市川さん、月影さん。今年4月リンパ腫を患い舞台を降板し、同公演が復帰後初の神戸公園となる愛華さんは、同公演への思いを「1,000年経っても色あせないこの作品に出られることがうれしい。また関西に戻って舞台を踏めることも幸せ」と明かした。田中さんは「ステージ上で『日本の美』の世界を追求したい。ぜひ劇場に足を運んで、生の舞台を楽しんでいただければ」と話す。
公演日程は11月3日~5日。各日2回公演。3日=15時~・18時~、4日=13時~・16時~、5日=13時~・16時~。料金はS席=10,500円、A席=8,400円。