神戸クルーザーが運営するミュージック・グルメ船「神戸コンチェルト」(神戸市中央区東川崎町1、TEL 078-360-5600)で5月21日、「金環日食」を観測する特別クルーズが行われる。
130年ぶりに本州で見ることのできる「金環日食」を神戸洋上から見学する同クルーズ。当日は普段運航のない特別便を6時30分~8時に運航する。「金環日食」とは、太陽の前に月が重なり、太陽の外側がリング状に輝いて見える現象で、兵庫県内で観測できるのは282年ぶり。
早朝から多くの人が空を見上げることになるこの日。「さえぎるもののない海の上はまさに観測するには最高の特等席。歴史的な時間をじっくり味わうことができる、とっておきの場所として提供したい」と企画したという。
提供する料理は、中華粥(がゆ)セットとフリーソフトドリンク(コーヒー・紅茶・ウーロン茶)。3歳以上の参加者には、観測用メガネも用意する。観測用の特殊機材、飲食物の持ち込みは不可。
同社広報担当の分部友子さんは「歴史的な天体ショーを海からの雄大なパワーをたっぷり受けながら体験していただきたい。空から、海からのエネルギーを享受して素晴らしい一日の始まりになれば」と話す。
料金は、大人=3,000円、小人=2,000円、小学生未満は無料。料金には乗船料のほか、料理、観測用メガネ代を含む。定員は150人。電話予約のみ。雨天決行。