見る・遊ぶ 暮らす・働く

神戸「マウリッツハイス美術館展」入館者10万人達成-女性芸人も祝福

10万人目を飾った大阪市北区在住の奥山緑さん(=左)と「真珠の耳飾りの少女」に扮した桜 稲垣早希さん

10万人目を飾った大阪市北区在住の奥山緑さん(=左)と「真珠の耳飾りの少女」に扮した桜 稲垣早希さん

  • 0

  •  

 神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で開催中の、同館開館30年記念特別展「マウリッツハイス美術館展-オランダ・フランドル絵画の至宝-」の入館者数が、10月26日に10万人を達成した。

「真珠の耳飾りの少女」に扮した桜 稲垣早希さん

[広告]

 同展は、オランダ・ハーグにある王立マウリッツハイス美術館が改修工事に入るため、フェルメールの傑作として知られ美術館の顔として最も人気の高い「真珠の耳飾りの少女」やレンブラントによる最晩年の「自画像」、オランダ風景画の巨匠ヤーコプ・ファン・ライスダールの「漂白場のあるハールレムの風景」、風刺が利いたヤン・ステーンの風俗画「牡蠣(カキ)を食べる娘」など48点の世界巡回が実現したもの。フェルメールの貴重な初期作品「ディアナとニンフたち」や、フランドル絵画の巨匠ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)の作品も展示するとあり注目を集め、日本では6月から東京都美術館(上野)で巡回を開始。9月末に神戸での展示が始まった。

 この日は、同館の梶本日出夫館長より、10万人目を飾った大阪市北区在住の奥山緑さん(35歳)に、10万人目の展覧会図録と「真珠の首飾りの少女」仕様のミッフィーのぬいぐるみなどが入った「展覧会特製グッズ」が贈られた。姉の森岡泉さん(40)と訪れていた奥山さんは「最初は意味が分からなかった、10万人目と聞いてびっくりした」と話す。鑑賞を前に、「東京の開催が始まる前から楽しみにしていた。『真珠の耳飾りの少女』を見るのが特に楽しみ」と笑顔を見せていた。

 会場には、特別ゲストとして「真珠の耳飾りの少女」に扮(ふん)した芸人・桜 稲垣早希さんも登場し、大きな拍手が起こった。桜 稲垣早希さんは「東京は武井咲さんがこの役目だった。東の武井咲、西の桜 稲垣早希ということで、残念でした(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。

 開館時間は9時30分~17時30分(土曜・日曜は19時まで)。月曜休館(10月8日・12月24日は開館、10月9日・来年1月1日は休館)。入館料は、一般=1,500円、高大学生=1,100円、小中学生=600円ほか。来年1月6日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース