神戸・三宮高架下のバー「BAR YUME-YA ZERO（バー ユメヤ ゼロ）」（神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-321-6464）が12月17日、1周年を迎えた。

店舗外観

　同店は建屋の2階と3階に位置し、店舗面積は約100坪。テーブル40席、カウンター20席を用意し、100人までの貸し切りパーティーにも対応する。「大人の、ガチャガチャと楽しめる店」をコンセプトに「おっさん、おばはんの秘密基地」として高架下のラフな感じを演出。白壁と木を基調とした店内では、ライブやトークイベントも開催する。

　さまざまな事業を展開する夢屋事務所の代表で同店オーナーでもある岡花ただひでさん。岡花さんは21歳で起業し、俳優時代に東京でお世話になった故松田優作さんが一時使っていた個人事務所「夢家事務所」の名を譲りうけ、一字変え「夢屋事務所」と名付けた。ここ数年、ひそかに落語の「寄席」を立ち上げる計画を進める中、友人から「店をやらないか？」の一言で再度「YUME-YA」の出店を決意し、来年1月6日からは念願の「寄席」も同店で始める。店名の「ZERO」は三宮での再スタートの意味を込めたという。

　メニューは、おでん各種（全て100円、冬場のみ）、チーズ（500円～）、ピザ（800円）、パスタ（900円）などを提供。ドリンクは、ビール（600円～）、カクテル各種（800円～）、ウイスキー（600円～）、グラスワイン（800円～）などをそろえる。冬でも「モヒート」が人気で、女性には「ホットワイン」が人気だという。

　岡花さんは「1年たったが、あらゆる点でまだまだいじる余地がある。自分好みのバーに変えていける余裕のあるバーを目指し、お客さまには新たな『夢』をここで創ってもらいたい」と話す。「常連さんもたくさんついて、ミュージシャンやアーティスト、びっくりするような大御所が来店することもある。昼と夜を使い分ける『大人な人』が多く、よろいを脱いで素で飲める店でありたい」とも。

　営業時間は18時～翌5時。