神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8111)で1月15日、兵庫県推奨「兵庫県産ご当地カクテル第1弾」の最終審査会が行われた。
同企画は「県内だけでなく県外からの来館ゲストにも神戸の海と山を望むロケーションで地元食材の魅力を広く知ってほしい」という思いから、同ホテルがキリンビールマーケティング神戸支社、JA兵庫六甲と共同し、兵庫県が推奨するJA兵庫六甲の農産物を使用したオリジナルカクテルを開発するもの。同ホテル内スタッフから「アルコール部門」「ノンアルコール部門」「清酒部門」のオリジナルカクテルレシピを募集し、第1弾として今月は「二郎(にろ)いちご」を使ったカクテルを発表した後、3月は「トマト」、5月は「小松菜」と、2カ月ごとに兵庫県産食材を変えて発表・販売を予定する。
当日は、社内審査で選出された各部門3人(合計9人)が出場し、それぞれ5分間の制限時間中に兵庫県農政環境部の部長・伊藤聡さん、兵庫県ひょうご「食」担当参与・白井操さんなどの審査員5人の前でカクテルを用意。「ネーミング」「色」「香り」「味」の4項目で採点された。
結果、「アルコール部門」では、同ホテル料飲部レストラン課の吉川純さん(スカイラウンジ「港’s(コウズ)」)によるスイーツをイメージしたという「二郎フロマージュ」が優勝。「これからも自信を持っておいしいカクテルを提供したい」と吉川さん。「ノンアルコール部門」では、同部同課の蜂尾真央さん(日本料理「石庭」、ステーキハウス「オリエンタル」)による「大人のミックスジュース」をイメージしたという「ストロベリーキス」が優勝。「カクテルを日本料理に合わせて提供できれば」と蜂尾さん。「清酒部門」では、同部調理課の中村武士さん(宴会調理)がホテルから見えるポートタワーやモザイクの観覧車の光をイメージしたという「ポートタワー」が優勝。中村さんは「調理が専門なのでドリンクの分野は初めての挑戦。上司の応援や指導のおかげでこの賞を頂けた」と目を輝かせた。
優勝カクテル3種は2月1日~3月31日の期間限定で、同ホテル14階のスカイラウンジ「港’s(コウズ)」で提供。キリンビール神戸工場内レストラン、JA兵庫六甲経営レストラン、福寿の酒心館での提供も予定する。