神戸電子専門学校(神戸市中央区北野町1)で2月14日、同校学生が制作したジェスチャー体感型音楽ゲーム「Active Carnival(アクティヴ・カーニバル)」のゲーム大会が開催された。
「Active Carnival」とは、パソコン用のオープンソース音楽ゲーム。コナミ社の「DDR(ダンス・ダンス・レボリューション)」のシミュレーターソフトとして知られている「StepMania(ステップ・マニア)」をベースに音楽と効果音を同校のサウンドクリエイト学科、映像を3DCGアニメーション学科がそれぞれ制作したもので、音楽に合わせて画面に出てくる矢印をタイミングに合わせてコントローラーなどを操作させることで得点を競う。さらにゲームソフト分野とのコラボレーションで、ジェスチャーによって直観的で自然なプレーが可能となる「Kinect(キネクト)」との連携も実現した。
同企画は、サウンドクリエイト学科の成果発表で生徒たちが自ら作った楽曲を楽しんでもらおうという趣旨からスタート。エンターテインメントソフト学科・3DCGアニメーション学科の有志協力を得て進められ、告知用パンフレットはグラフィックデザイン学科が担当した。司会進行役には声優タレント学科の学生も協力し、さらにイベントを盛り上げた。「このように多くの学科が参加してイベントを作り上げるのは今回が初めて」と同校広報担当者は話す。
当日は、「われこそは」という同校学生らが集合。ゲーム大会はメーン会場の「ソニックホール」とサテライト会場のエントランスに分かれてトーナメント方式で行われ、優勝者には1万円分のギフトカードなどが贈られた。ゲームに挑戦したエンターテインメントソフト学科の男子学生は「ジェスチャーによって操作できるのが分かりやすく面白かった。ゲームセンターにあったら絶対にやると思う」と笑顔で話していた。