神戸・栄町通のカフェ「bucato cafe（ブッカートカフェ）」（神戸市中央区栄町通3、TEL 078-393-3815）で3月24日、震災復興祈願イベント「竹中精肉店＆Gureito Shefu」が行われる。主催は「神戸 元町 三宮中心」コミュニティー。

料理人が目の前で肉をさばく様子も披露

　発起人は「お料理プロデューサー」の竹中篤志さん。関西スーパーマーケット精肉部門にサブチーフとして在籍した7年間で培った技術を生かして、肉料理を中心とした四季と食を楽しむイベント「竹中精肉店」を同カフェで毎月開いている。イベントを企画したきっかけはBSE（狂牛病）問題。一時期、宮崎の牛肉の信頼が大きく揺らいだ時に安全性を訴えるために始めたという。

　今回のテーマは「輪」。懐石料理人の芦田武さんをはじめ、各ジャンルのプロフェッショナルな料理人が一つの輪となり展開するメニューは、「牛ハラミのたたきで握りずし」「あるシェフが必死で仕込む但馬産若鶏のトリハム」「肉屋らしいゆで豚サラダ」「720牧場グループ牛肉と南州大隅もち豚の焼き肉」「ハネシタ、イチボなど希少部位を使った焼き肉」「懐石職人・芦田武さんによるオリジナル鍋」など。料理人が目の前で肉をさばく様子も披露する。

　竹中さんは「東北で大震災が起こり、自分で何ができるかを考えた時に『忘れないこと』『投げかけること』『できる範囲で微力でも協力をし続けること』をコンセプトに掲げ、このイベントを続けていく決意を固めた」と話す。「食べるだけではなく『見て、選んで、作る』という食のライブを楽しんでいただきたい。ホームパーティーに遊びに行く感覚で気軽に参加いただければ」とも。参加費の一部は義援金に充てる。

　開催時間は19時～22時30分（途中参加、途中退場可能）。参加費は3,000円（1ドリンク付き）。定員は50人。申し込みは前日までメールで受け付ける（Eメール takeatu2137@yahoo.co.jp、定員に達し次第、締め切る場合がある）。詳細はフェイスブックイベントで案内する。