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兵庫県立美術館で「超・大河原邦男展」-ガンダム、ボトムズなど

「1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタム」の前に立つ大河原邦男さん

「1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタム」の前に立つ大河原邦男さん

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 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1)3階企画展示室で3月23日、特別展「超・大河原邦男展-レジェンド・オブ・メカデザイン-」が始まった。

トヨタ自動車のコンセプトカー「シャア専用オーリスCONCEPT」

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 主にアニメーション作品に登場するロボットなどをデザインするメカニカルデザインの仕事を日本で確立した大河原邦男さん。「科学忍者隊ガッチャマン」(1972年)、「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」(1977年)、「機動戦士ガンダム」(1979年)、「装甲騎兵ボトムズ」(1983年)などのアニメ作品に登場するメカデザインを40年間手掛けている。

 同展では、大河原さんがアニメ史上初めてメカニカルデザイナーを手掛けてから現在までを7つの章に分けて紹介。出品作品の中核を成す大河原さん直筆の設定資料は、これまで門外不出とされてきたもので、そのほとんどが本邦初公開。総出品作品数は400点を超え、かつてない規模の展覧会となる。

 22日に行われた開会式では大河原さんをはじめ、同館の蓑豊館長、吉本知之兵庫県副知事、東京都稲城市キャラクター「稲城なしのすけ」らがテープカットを行った。大河原さんは「今回は私の40年間の総決算。普通では世に出ないし、納品後は私も見たことがない設定原画を展示したこれまでには考えられない展覧会となる。これを一区切りとし、生涯現役で手が動くまでデザインの仕事を続けていく」と話した。

 会期中、大河原さんのサイン会や高橋良輔さんとの記念対談(5月5月)などの行事を開催。同展限定のオリジナルガンプラ(4,515円)、ポストカード全16種(各150円)、クリアファイル5種(360円)なども特設ショップで販売する。

 併せて、「機動戦士ガンダム」の登場キャラクター「シャア・アズナブル」が搭乗するモビルスーツをイメージしたトヨタ自動車のコンセプトカー「シャア専用オーリスCONCEPT」も会場に展示。「ジオン公国」の重機メーカー「ジオニック社」と同社が提携して設立した仮想企業「ジオニックトヨタ社」が開発を進めている設定となっている。展示期間は3月23日~31日、4月27日~5月4日。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(4月29日・5月6日は開館、4月30日・5月7日は休館)。入場料は、一般=1,300円、大学生=900円、高校生・65歳以上=650円、中学生以下無料。5月19日まで。

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