阪神・西元町駅西口近くに5月16日、ベーカリー「MIXPLUS BAKERY（ミックスプラスベーカリー）」（神戸市中央区相生町1、TEL 078-362-4639）が移転オープンした。

ベーグルは常時6種類を扱う

　花隈でベーグル専門店「ミックスプラスベーグル」として営業していた同店。「ベーグルはニッチ。パンを扱い新たな顧客も開拓したい」（同店シェフの三浦寛史さん）と、パンも扱うベーカリーとして移転リニューアルした。オープン初日には開店前に並ぶ利用客も。

　店舗面積は約19坪。店内にはイートイン4席も設けた。店内の壁は白で統一。木製の棚にはさまざまなパンを並べ、「人の温かみを感じるようなアットホームな店にしていきたい」と手書きのPOPをパンに添える。

　商品は、ベーグル6種類とサンドイッチ、パン40～50種類を常時扱う。ベーグルでは「黒糖くるみ」（210円）、パンは「クリームパン」など菓子パン系の売れ行きが好調だという。

　全てのベーグルやパンには国内産の小麦粉を使い、ハードパンには自家製天然酵母を使う。小麦粉10種類をハード、菓子パン、焼き菓子と使い分ける。「ハード系のパンはダイレクトに粉の風味を味わえるので何種類かを配合することでボリュームの出方などを調整している」という。

　「ベーグルは朝食というイメージがあるが、パンも扱うことでランチ利用もいただければ。ハード系に力を入れているので夜の食事にもぜひ合わせてほしい」と三浦さん。「『いわゆる神戸系』のパンとは違ったパンを提供したい。今後はハード系のパンでニッチな組み合わせを考え、奇抜な商品を打ち出していきたい」とも。

　営業時間は8時～20時。