神戸・三宮の和食居酒屋「たべよし」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-321-1133)が9月1日、2周年を迎えた。
同い年で旧知の仲だった同店オーナーで会社経営者の永井公二さんと元すし職人で店長の小林光寛さん。2人の再会がきっかけで、「自分が行きたい居酒屋を開きたい」という永井さんの漠然とした理想を小林さんが具体的な店のイメージとして提案し、とんとん拍子で進みオープンにこぎ着けたという。日本料理をベースにしつつも、それだけにこだわらない自由で気軽な店を目指し、定休日の月曜のみバーになる二毛作営業を行う。
店舗面積は12坪。席数はテーブル13席、カウンター9席を用意する。店内はしっくいの壁とベネチアで修業したガラス作家のライト、店長自らが生ける花を配置し、和のイメージにこだわらず、若い人でも気軽に入れるような雰囲気を演出。店長、スタッフとのコミュニケーションを楽しんでもらえるようカウンターをメーンにした。「食べる」を店名に付けたかったため、やわらかなおもてなし表現に聞こえる「~よし」という語尾を合わせ「たべよし」と命名。ロゴとイラストもオーナーと店長で作った。
人気のメニューは、中央市場から毎日仕入れる「日替わり鮮魚5種盛り合わせ」(1,650円)、オリジナルバーニャカウダソースを使用した「旬野菜のタジン蒸しサラダ」(680円)、タルタルソースではなくマッシュポテトを使用した「たべよし風チキン南蛮」(780円)、「細巻き寿司色々」(250円~)など。ドリンクは、生ビール、グラスワイン、冷酒グラス(550円~)などを用意する。
東日本大震災が起きた年にオープンしたこともあり、2周年を迎えた1日~8日は日本酒1合ごとに100円の義援金を呼び掛けた。
小林さんは「お客さまも増え、いいお客さまに恵まれ、お客さまから学ぶことも多かった。2年目は、新メニューの追加やさらなる日本酒の勉強、店外イベントへの参加など積極的にチャレンジしていきたい」と話す。「地方の酒蔵に埋もれていた日本酒が流通にのって市場に出てくるようになったので理想のお酒を求めて勉強していきたい。お客さまと一緒にお酒を飲むことを楽しみたい」とも。
営業時間は17時~翌2時。月曜定休(月曜のみ同時間でバー営業を行う)。