大丸神戸店で兵庫の自然を考える展覧会-コウノトリのはく製も展示

2007年に撮影されたコウノトリとそのひな

2007年に撮影されたコウノトリとそのひな

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 大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)は1月7日より、9階特設会場で「自然のたからもの~丹波竜&コウノトリに会おう!~」を開催する。

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 同展は、丹波市での日本最大級の恐竜化石発掘や、豊岡市で放鳥された国の特別天然記念物であるコウノトリの野外におけるふ化・巣立ちなど、兵庫県内の自然の魅力を感じさせるニュースが相次いでいることを背景に開催されるもので、人と自然の付き合い方、豊かな自然環境の再生と地域づくりなどを考える展覧会。

 丹波竜の化石は2006年8月7日、丹波市山南町の篠山川の河床で発見された。兵庫県立人と自然の博物館による発掘・調査、研究で、日本でこれまでに発見された中で最大級(推定前兆10数メートル)の恐竜(竜脚類)のものと判明。一昨年から始められた本格的な発掘で見つかったこの化石は、脳函と呼ばれる頭骨の一部で竜脚類の頭骨としては国内初の発見となり、貴重な部位の発見に全身骨格発掘への期待が高まっているという。

 また、コウノトリはかつて日本中で見ることができたが、乱獲や自然破壊により日本の野生固体はいったん絶滅した。しかし、最後の生息地となった豊岡市で人工飼育が続けられ、2005年の試験放鳥により、コウノトリの野生復帰は大きく進ちょく。その後ひなは順調に育ち、国内で46年ぶりとなる野外での巣立ちを迎え話題になった。

 同展では、発掘された丹波竜の化石の実物やコウノトリのはく製、恐竜のレプリカと模型、コウノトリの餌となる自然の生き物などを立体的に展示し、兵庫県の豊かな自然の魅力を紹介する。ほかにもNHK制作の映像やギャラリートーク、ワークショップなども開催。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月12日まで。

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