暮らす・働く 学ぶ・知る

神戸のオンライン英会話運営企業、フィリピン30号台風で義援金

同社が集めた義援金をフィリピン赤十字社ミスターロゲリオ理事へ

同社が集めた義援金をフィリピン赤十字社ミスターロゲリオ理事へ

  • 0

  •  

 スカイプを利用したサービス「オンライン英会話ENC/GNA」を運営するフューチャーカンパニー(本社=神戸市中央区港島中町6)が12月17日、収益の一部をフィリピン30号台風の被災者義援金としてフィリピン赤十字ダバオ支部に寄付した。

スカイプレッスンを行うフィリピン人講師

[広告]

 フィリピン人講師による英会話のスカイプレッスンを行う同社。同サービスは、フィリピン人の雇用確保に役立つサービスとしてフィリピン貿易産業省の推奨を受け、「日本とフィリピンの交流の架け橋」となる事業として行っている。

 11月初旬に起きたフィリピン30号台風の被災地レイテ・サマール島は同社ダバオ支社があるミンダナオ島の北にある隣島で、フィリピン人講師の中には同民族の人もおり、近く採用予定であった同島出身の講師3人も被害に遭ったという。そこで被災者に会社として何かできないか検討。台風被害からはや1カ月経過し、被災者の悲しみが世間の記憶から徐々に薄れ行く中、支援の対象となるサービス「一般向け サンカイ(レイテ・サマール島の言葉で『ともだち』)キャンペーン(紹介1件につき300円)」「企業向け 社内英語研修プラスオンラインレッスン(導入1件につき授業料の5%)」をPRし義援金を集めることを決めたという。

 フィリピン赤十字ダバオ支部で同日、同社と「ENC/GNA レンズ ダバオ支部(フィリピン人社員81人)」が集めた義援金をフィリピン赤十字社ロゲリオ理事へ手渡した。次回、義援金は2月末に締め切り3月初旬に寄付する予定。

 同社のENC/GNA日本事務局長・藪洋光さんは「同じ島国で地震など自然災害に苦しみ、乗り越えてきた日本はひとごとではない。多くの日本人が当社の英会話レッスンを通じて日本の友達であるフィリピンそしてフィリピン人に関心をもっていただくことに大きな意義を感じている。今後もフィリピンへ台風被災者義援金を送る活動を行っていく。日本の『友達』フィリピン復興に協力いただければ」と呼び掛ける。「採用予定内定者も、現在再建に向け全力を挙げており、当社としては彼らが仕事できるようになるまでいつまでも待つ」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース