フェリシモ(神戸市中央区浪花町)は1月23日、神戸産ワイン「KOBE VINEYARD(ヴィンヤード)」オリジナルラベルの販売を本数限定で始めた。
フェリシモの矢崎和彦社長と「KOBE VINEYARD」関係者ら
「KOBE VINEYARD」は、同社が展開する食のブランド「CHOU CLUB Marche」が提案する新しいワインのブランド。「神戸ワイナリー」(西区)の貯蔵庫で眠る、ワイン醸造家が丹精込めて作り上げた生粋の神戸産熟成ワインに同社の矢崎和彦社長が出会い、「ほれ込んだ」ことがきっかけで誕生した。
同ワイナリーでは、自社農園(西区)と契約農園(北区)合わせて約40ヘクタールある畑で約30年前からワイン専用のブドウを栽培。畑ごとにブドウを食べ比べ「最適な組み合わせ」で作られており、仕込みから熟成、瓶詰めまで、ほぼ全工程が同ワイナリー内で行われている。同ブランドのラベルにデザインされた数字は、それぞれのブドウが育った番地を表す。「神戸から本物を全国に届けることで、神戸のブランド向上を目指す」という。
販売は2つのコースを用意。ヴィンテージ違いのリースリング3種を3回に分けて発送する「甘くて飲みやすい白ワインリースリング飲み比べ 3カ月コース(900人限定) 」(1回=2,992円)と、厳選の6種を6回に分けて発送する「マリアージュも楽しめる通にもイチおし樽(たる)熟成ワイン6カ月コース(1500人限定)」(1回=3,990円)。
同ワインを試飲した一般社団法人日本ソムリエ協会関西支部兵庫地区長の瀬戸烈さんは「ワインというのは土地の気候と風土、そして歴史を瓶詰めしたもの。まさにこのワインは神戸でしかできない奇跡のワインといえる」と話す。味わいについて「赤ワインは果実味がしっかりしている。白ワインは酸味と果実味のバランスが良く甘酸っぱい感じを楽しんでいただける」とも。
予約は3月9日まで同社ホームページで行う。商品の発送は3月から。