三ノ宮高架下に店を構えるたこ焼き店「豆たこ」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-321-2334)は2月13日~15日、バレンタインデー向けのメニュー「チョコ豆たこ」を期間限定で販売する。
同メニューは、通常の豆たこに使用する自家製だし入りの生地にチョコレートを入れて焼き上げ、外側にもチョコレートをコーティングした「チョコ豆たこ」を1日10個バレンタイン限定メニューとして販売するもの。「豆たこ」5個と「チョコ豆たこ」1個の6個入りで600円のセットか、単品200円のいずれかを販売する。オープンから1年1カ月が過ぎた同店だが、「甘い豆たこを販売するのは初めて」(同店代表の八幡さん)。
店名にもなっている「豆たこ」(100円)は大判焼の形をしたたこ焼きで、中にひよこ豆が入っているのが特徴。ほかにも、たこやキャベツ、特製ソース、マヨネーズなどを中に閉じ込め、そのままかぶりついて食べる。ソースが服に付く心配も少なく、子どもでも安心して食べられるという。
バレンタイン用に期間限定の豆たこを作りたいと思い立ってから、開発期間は約2カ月。「こだわりの無添加だし味の生地は変えたくない」(同)という思いから、生地に負けないものをと中に入れるチョコレートは甘さやカカオ配合割合の違う2種類のチョコレートを選んだ。外側にコーティングするチョコレートは、中に入れるチョコレートより甘さを抑えたコーティング用のビターチョコレートを使用しているという。
八幡さんは「『チョコ豆たこ』は予想できない不思議なおいしさなので、インパクトは大きいが本命には向かない(笑)。生地のモチモチ感がチョコレートと相性がいいので、ぜひ食べてほしい」と話す。「三宮駅からも近いので、仕事場の方や家族へのバレンタインとして活用いただければ。三宮高架下の北側で少し分かりにくい所にあるがオレンジの『のぼり』が目印」とも。
テークアウト用に、焼き上げた豆たこを冷ましたものも販売している同店。八幡さんは「家に持って帰って冷めた豆たこを食べる時は、トースターで温めるか、オリーブオイルかごま油で揚げ焼きにしてもおいしい」と利用客に声をかける。反対に焼き立ての豆たこを歩きながらすぐに食べるという利用客には「すごく熱いので大きくガブッと食べないように」と声をかける。その愛嬌(あいきょう)の良さからか、同店は常連客が多く、「店頭でちょっと立ち話」の光景もよく見られる。
営業時間は、平日=12時~22時、土曜・日曜・祝日=12時~20時。水曜定休。